【伝説の激戦】グラスワンダー、スペシャルウィークとの死闘を制す!1999年有馬記念を振り返る
12月28日(日)に開催される有馬記念を前に、Youtubeチャンネル「テレビ東京競馬チャンネル」では、競馬界のレジェンドたちに「思い出の有馬記念」を語ってもらう企画が進行中。今回は、競馬ライターの福嶌さんが、1999年の有馬記念をピックアップし、グラスワンダーとスペシャルウィークの壮絶な叩き合いを振り返りました。
怪物と呼ばれたグラスワンダー
2000年代初頭の競馬ファンなら誰もが知る、グラスワンダー。2歳秋にデビュー後、3連勝と鮮烈なデビューを飾り、アイビーSでは古馬並みの速さ、京成杯3歳Sでは2着に6馬身差をつける圧勝劇を見せました。朝日杯3歳Sも制覇し、2歳レコードを更新。その圧倒的な強さから「怪物」というキャッチフレーズが定着しました。
しかし、3歳になると骨折で戦線離脱。復帰後も、毎日王冠5着、アルゼンチン共和国杯6着と、結果を残せず、有馬記念では4番人気に甘んじることになりました。
スペシャルウィークとの激突
グラスワンダーとスペシャルウィークが初めて対戦したのは、4歳の宝塚記念。当時、安田記念2着のグラスワンダーに対し、天皇賞(春)を制したスペシャルウィークの方が優勢でしたが、結果はグラスワンダーの圧勝。直線半ばで先に行っていたスペシャルウィークを捕まえ、3馬身差で突き放しました。
グラスワンダーは、常に安定したレースを見せるスペシャルウィークに対し、爆発力のある走りが身上。特に、強い馬と走るGⅠレースでその力を最大限に発揮しました。
1999年有馬記念:世紀の激戦
1999年の有馬記念。グラスワンダーは直線で一気に突き抜け、スペシャルウィークとの激しい叩き合いを制し、復活勝利を飾りました。4センチ差という僅差での勝利は、競馬史に残る名勝負として語り継がれています。怪物が怪物たるゆえんを見せつけた、まさに伝説の一戦でした。
このレースは、競馬ファンにとって忘れられない名勝負として、今もなお多くの人々の記憶に残っています。
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