「国鉄の香り」ハンドクリームが若い女性に大人気!懐かしい香りがエモさを刺激
「国鉄の香り」をモチーフにしたハンドクリームや石鹸が、若い女性を中心に人気を集めています。一体どんな香りで、なぜ彼女たちの心に響くのでしょうか?鉄道好きの記者がその秘密を探りました。
「国鉄の香り」とは?懐かしさを感じる独特の香り
横浜市の合同会社ビイエルテイが展開する「COQTEZ」(コクテツ)ブランドの「国鉄の香り」シリーズは、2017年にルームフレグランスからスタート。現在ではハンドクリーム、ルームミスト、石鹸などを展開し、インターネットショップや鉄道関連施設で販売されています。
実際にハンドクリームを試すと、懐かしい材木のような香りが広がります。まるで旧国鉄時代の車両に足を踏み入れた瞬間に漂う「あの匂い」に似ており、商品の説明には「国鉄車両の車内で香っていた芳香で心地よい香り」と記載されています。
国鉄を知らない世代にも響く「エモさ」
産経新聞社の若い女性社員に試してもらったところ、「木のような良い匂い。国鉄時代は知らないけれど、『国鉄の香り』と聞くと、確かに重厚感のある匂いな気がする」という意見が。国鉄を知らない世代にも、その香りは心地よさとノスタルジーを感じさせるようです。
ターゲットは若い女性!商品開発の裏側
同社の高橋竜代表(51)は、「商品開発の段階から、ハンドクリームのターゲットは若い女性としていました。実際に『エモい香り』として若い女性にも人気なんです」と語ります。雑貨販売大手「ハンズ」などの催事では、洗練されたパッケージと「国鉄の香り」というユニークな宣伝文句に、若い女性たちの興味を引いています。
高価格でも売れる理由
税込み3300円という強気な価格設定にも関わらず、「国鉄の香り」のハンドクリームは2022年11月の発売から累計1000個以上を販売。その人気の秘密は、単なる香りの良さだけでなく、時代を超えて共感できる「エモさ」にあるのかもしれません。
調香師を説得して商品化にこぎ着けたこの「国鉄の香り」シリーズ。鉄道ファンだけでなく、若い世代にも愛される理由がここにあります。
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