中国軍、台湾包囲の軍事演習を開始!実弾射撃も実施、台湾への圧力強化か
中国人民解放軍が、台湾を包囲する形の軍事演習「正義の使命―2025」を29日に開始しました。今回の演習は、陸海空軍に加え、戦略ミサイルを運用するロケット軍も動員する大規模なもので、台湾周辺の緊張が高まっています。
演習の内容と目的
今回の演習では、戦闘準備パトロールや重要港湾の封鎖などが重点的に訓練されるとのこと。中国軍は、今年4月以来となる台湾を包囲する形での大規模演習を実施しており、その目的について、東部戦区の施毅報道官は「『台湾独立』分裂勢力と外部の干渉勢力に対する重大な警告」だと説明しています。「国家の主権と統一を守る正当で必要な行動」とも主張しており、台湾の頼清徳政権への圧力を強める狙いがあると見られています。
実弾射撃演習と航行禁止区域
さらに、30日午前8時から午後6時(日本時間午前9時から午後7時)には実弾射撃演習を実施。台湾海峡と台湾本島の周辺の計5カ所の海空域について、船舶や航空機の進入を禁止しています。これにより、周辺海域の安全確保が懸念されています。
台湾周辺での軍事活動の常態化
中国軍は2022年以降、台湾周辺での演習を常態化させており、台湾への軍事的プレッシャーを強めています。今回の演習は、その一環として捉えられ、今後の台湾海峡の情勢に注目が集まっています。
台湾情勢の緊迫化は、国際社会にも影響を与える可能性があり、今後の動向から目が離せません。
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