ディクテオン、地元・大井で劇的な東京大賞典制覇!ドバイWCへ意欲も
12月29日、大井競馬場で行われたGⅠ東京大賞典で、7歳セン馬ディクテオンが劇的な勝利を収めました。単勝77.3倍という大穴から、地元の大井競馬場を沸かせたディクテオンの快挙の裏側と、今後の展望を詳しくレポートします。
20年ぶりの快挙!地方勢、大井所属馬の歴史的勝利
ディクテオンの優勝は、地方馬、地方所属騎手のコンビとしては2005年のアジュディミツオー以来20年ぶり、大井所属馬としてはJRAとの交流競走になる前の1993年ホワイトシルバー以来となる、歴史的な勝利となりました。最後の直線でミッキーファイトとの激しいクビ差の争いを制し、歓喜のガッツポーズを披露した鞍上の矢野貴騎手も、陣営への感謝の言葉を述べました。
荒山勝調教師の厩舎力!川崎記念の再現が勝利の鍵
今回の勝利の裏には、大井競馬を代表する荒山勝調教師の卓越した調教技術がありました。JBCクラシックを回避して今回の東京大賞典に照準を合わせ、オーナーサイドの「川崎記念のときのディクテオンが最高だった」という意見を受け、川崎記念時の状態を再現するような調整を行いました。パドックでのメリハリの利いた好馬体からも、荒山厩舎の完成度の高さが伺えます。
充実の一年!荒山厩舎の勢いとディクテオンの成長
荒山勝厩舎は、JBCスプリントを制したファーンヒルなど、大一番で力を発揮する馬を多数抱えており、地方競馬の調教師別収得賞金ランキングでも2位につけています。ディクテオンも7歳秋にして完成の域に達し、その成長ぶりは目覚ましいものがあります。
さらなる高みへ!ドバイワールドカップへの挑戦
ディクテオンの今後は、なんとドバイワールドカップへの挑戦が視野に入っています。オーナーサイドとも「ここまで来たらドバイに行くしかない」という話が合意しており、世界最強の馬との対決に向けて、新たな挑戦が始まります。大井育ちのトレーナー同士による、フォーエバーヤングとの大一番にも期待が高まります。
2025年の競馬界を席巻したセン馬たち。ディクテオンの快挙は、競馬ファンに大きな感動と興奮を与え、今後の活躍がますます期待されます。
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