【東京大賞典】地元ディクテオンが劇的勝利!ドバイWCへ視界が開けた
12月29日、大井競馬場で開催された第71回東京大賞典(G1・ダート2000m)で、地元の大井競馬所属のディクテオンが、JRA勢を破り見事優勝を果たしました。荒山勝徳調教師は「もうドバイワールドカップに行くしかない」と興奮を隠せない様子。騎手の矢野貴之さんも「頭の整理が追いつかない」と、勝利の喜びを語りました。
レースの展開
レースは、ナチュラルライズが積極的に先行する展開。ディクテオンは、好位でミッキーファイトの後ろにつけ、折り合いをつけることを優先しました。最終コーナーでは、ミッキーファイトが抜け出す展開と思われましたが、ディクテオンがグイグイと迫り、激しい追い込みバトルを繰り広げました。矢野騎手とルメール騎手の激しい鞭さばきが光る中、ディクテオンがわずかに鼻先差で勝利を掴み取りました。
矢野貴之騎手のコメント
「想定よりいい位置に付けられました。道中の雰囲気も良く、手応えが良すぎて本当に大丈夫か心配になるほどでした。返し馬から素軽い動きで、いい勝負ができると感じていました。今日は自ら動いていきました。陣営がうまく仕上げてくれ、馬も前向きに応えてくれました。」
荒山勝徳調教師のコメント
「当初はJBCクラシックを考えていましたが、状態が整わず東京大賞典を目標にしました。放牧から1カ月前に帰厩しましたが、思うようなトレーニングができたおかげで、間違いなくコリアカップを勝った時よりも状態は良かったです。叩き合いになってかわすと思いました。」
ドバイワールドカップへ
荒山師はさらに、「オーナーとも話しましたが、もうドバイワールドカップに行くしかないでしょう。8歳になりますが、おじさんを感じさせない仕上げにして挑みたいですね」と、ドバイワールドカップへの意気込みを語りました。この勝利で、ディクテオンの更なる飛躍に期待が高まります。
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