大阪・関西万博、チケット「勝手に譲渡」被害続出!楽しみにしていたはずの来場者が続々…協会は返金拒否
2025年大阪・関西万博が盛況のうちに幕を閉じた一方で、チケットを巡るトラブルが相次いでいることが明らかになりました。特に、身に覚えのないチケット譲渡被害に遭ったという声が多数寄せられており、楽しみにしていた来場者からは落胆の声が上がっています。
予約困難な万博チケット、トラブルの背景には?
万博会場は連日多くの来場者で賑わい、9月13日には過去最多となる約21万8000人を記録しました。入場券の累計販売枚数は2178万枚を超え、運営費の損益分岐点も大きくクリアしています。しかし、その人気ゆえに、予約サイトへのアクセス集中が慢性化。多くの来場者が、夜中や何度もアクセスを試みる苦労を強いられていました。
「(予約サイトに)アクセスができなくて夜中にやりました」「11時予約しか取れなくて、何回も頑張って10時予約に取り直しました。もう100回くらい」「何回もアクセスしてやっと11時まで前倒しができたサイトがつながらなくて苦労した」
「開けなくて…」被害女性の証言
そんな中、チケットが勝手に譲渡されるという被害が相次いでいます。大阪府に住む女性は、家族4人分のチケットを購入。しかし、公式サイトにログインしようとしたところ、パスワードが変更されており、第三者にチケットが譲渡されていることに気づきました。
被害に遭った女性は「万博IDとパスワードを入れたけど開けなくて。仕方ないので新しいパスワードを作ってその新しく開いたところにもう『チケットは受け渡されました』という履歴が残っていた」と証言します。娘さんは「万博協会に母が問い合わせたけど、誰に渡ったかは調べられないし、教えることもできないと言われた」と、協会側の対応にも不満を漏らしています。
楽しみにしていた万博への参加が叶わず、女性は「前回もパビリオンとかなかなか入れなかったので今回は早く早く予約して、抽選もあたってて本当に楽しみにしていたので、本当にすごい残念です。泣き寝入りするしかないんかなぁと」と、深い失望を語っています。
公式譲渡システムの悪用か?協会は返金拒否
公式ウェブサイトには、家族間でのチケット譲渡システムが存在しますが、このシステムが悪用された可能性が指摘されています。しかし、万博協会は不正アクセスを否定し、被害者への返金には応じない姿勢を示しています。「返金考える状況にない」という協会側の対応は、被害者からの批判を招いています。
今回のトラブルは、人気イベントのチケット販売におけるセキュリティ対策の重要性を改めて浮き彫りにしました。今後、同様の被害を防ぐためには、より安全なチケット販売システムの構築や、万博協会による迅速かつ適切な対応が求められます。
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