横浜関内「セルテ」58年の歴史に幕 地元住民から惜しみの声
横浜市関内駅前のランドマークとして、半世紀以上にわたり親しまれてきた商業施設「セルテ」が、2024年12月30日の営業を最後に閉館しました。昭和から令和まで、関内エリアの人々に愛されてきたセルテの58年の歴史に、多くの人々が惜しみの声を上げています。
セルテとは?
1967年に「横浜センタービル」として開業し、1989年に現在の名称「セルテ」に変更。駅前の再開発計画に伴い、今回の閉館が決まりました。セルテは、働く人々を中心に、食や遊びの場として、関内エリアの生活に深く根付いてきました。かつてはディスコも入っており、多くの若者たちが夜を盛り上げた場所としても知られています。
閉館日の様子
最後の営業日には、セルテに多くの人々が訪れ、閉館を惜しみました。館内には、思い出を振り返るコーナーが設けられ、感謝や別れを惜しむメッセージが多数寄せられました。長年セルテを利用してきた人々からは、「駅前で気軽に買い物ができる便利な場所だった」「家からも近くて重宝していた」「昔はディスコに行ってよく踊った」といった声が聞かれました。
閉館セレモニーと今後の計画
閉館セレモニーでは、セルテの代表者から感謝の言葉が述べられ、集まった人々に向けて「この街の歩み、そして新たな関内の未来を温かく見守ってほしい」とのメッセージが伝えられました。参加者たちは「セルテ!ありがと~!」と感謝の言葉を送り、58年の歴史に別れを告げました。
セルテの跡地には、来年3月ごろから解体工事が始まり、オフィス、商業施設、住宅が入る2棟の高層ビルが建設される予定です。関内エリアの再開発が進むことで、新たな魅力的な街並みが生まれることが期待されます。
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