大晦日を目前に控えた12月31日、盛岡市の老舗そば店「直利庵」には、年越しそばを求めて多くの人々が訪れ、賑わいを見せていました。

雪の中、長蛇の列！人気店ならではの光景

雪が降りしきる中、直利庵の店前には開店前から行列ができていました。今年は2日間で、店内で食べるお客様と持ち帰り用を合わせて6000食のそばを用意。人気店ならではの盛況ぶりです。

価格高騰も…変わらぬ味と価格で地域に貢献

そば粉やかつお節などの原材料費が高騰しているものの、同店は多くの人に年越しそばを楽しんでもらいたいという思いから、昨年度と同じ価格で提供しています。地域に根差したお店の姿勢が伺えますね。

「家族の風習を大切に」年越しそばに込められた思い

実際に年越しそばを食べたお客様からは、「いつも家で食べるけど、今年は初めてお店に来てみた。おいしい！」や「そばを食べる風習を子供に教えたいと思って」といった声が聞かれました。年越しそばには、単なる食事以上の意味があるようです。

持ち帰りも人気！閉店まで賑わい続く

店には、持ち帰り用のそばを買い求める人もひっきりなしに訪れていました。直利庵は大晦日は午後8時まで営業しています。大晦日の年越しそばは、盛岡市民にとって欠かせない風習となっているようです。