青山学院大学、劇的な往路優勝!黒田朝日の圧巻区間新記録と、その走りに隠された戦略
1月2日に行われた第102回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)往路で、青山学院大学が劇的な逆転優勝を飾りました。1区終了時点で17位と苦戦した青学大でしたが、5区にエースの黒田朝日を起用した大胆な戦略が的中し、往路優勝を果たしました。往路優勝は3年連続となります。
ギャンブルを当てた青山学院大学、しかしそれだけでは語れない黒田朝日の凄さ
青山学院大学の今回の起用は、ある意味でギャンブルでした。昨年は4区・太田蒼生、5区・若林宏樹と、計算できるランナーが揃っていましたが、今年は明確なエースが不在でした。そこで、2区でも区間賞を獲得できる実力を持つ黒田朝日を、勝負の5区に配置するという大胆な決断を下したのです。
しかし、今回の勝利は単なるギャンブルの成功では片付けられません。黒田朝日の走力には、他のランナーにはない特別な才能が隠されているのです。元箱根路のレジェンド、武井隆次さんも黒田朝日の走りに注目していました。
黒田朝日の走りの特徴とは?
武井隆次さんは、黒田朝日の走りを「どの区間を走ってもトータルで考えられる」と評しています。過去に2区で2度快走した黒田朝日の走りを見て、武井さんは「2区は上りへの適性よりもペース配分が重要」と感じていたそうです。今回の5区の走りも、平地と変わらないフォームで、スピード感はさほど感じられないのに、従来の区間記録を2分近くも更新しました。
黒田朝日は、2年生で箱根駅伝にデビューしましたが、当初はトップタイムを記録するランナーではありませんでした。しかし、4年生になり、その才能が開花し、卓越した走りと強さを兼ね備えるようになりました。
工藤慎作との激戦を制し、圧巻の区間新記録
小田原中継所では、トップの中央大学と3分24秒差をつけられていましたが、黒田朝日の区間新記録級の走りで逆転に成功。昨年区間2位の早稲田大学・工藤慎作を2分半も上回るタイムで走り抜きました。工藤慎作も健闘しましたが、黒田朝日の勢いを止めることはできませんでした。
総合3連覇へ好発進!青山学院大学の強さ
青山学院大学は、復路に向けても盤石の体制を整えています。層の厚さは出場校中でも随一で、特に宿敵の駒沢大学に往路で5分近い差をつけたことは、大きなアドバンテージとなります。青山学院大学の総合3連覇へ、視界は良好と言えるでしょう。
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