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朝加真由美が支える『ばけばけ』の温度 タツ×勘右衛門の“春”にも期待?

投稿日:2026年01月07日

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』に、朝加真由美さんが出演していることで、多くの視聴者が安堵したのではないでしょうか。2012年の『純と愛』以来となる朝ドラ出演ですが、朝加さんの存在感はすでに『ばけばけ』において、安定感温かさをもたらしています。

朝加真由美が演じるタツの存在感

朝加さんが演じる上野タツは、勘右衛門(小日向文世さん)が可愛がっている近所の子の祖母。物語の中心を動かす存在ではありませんが、朝ドラにとって、こうした寄り道こそが作品の温度を高める重要な要素です。タツさんがふと口にする言葉や、その場に佇む姿が、松江という土地の暮らしをリアルに感じさせ、視聴者を物語に引き込みます。

スターから日常の名手へ

朝加真由美さんは、1971年のミスセブンティーン準グランプリをきっかけに、1973年の『ウルトラマンタロウ』でヒロイン・白鳥さおり役を演じ、一躍全国的な人気を獲得しました。1980年の映画『純』では、作品の空気を背負う中心的な役どころを担い、その演技力は高く評価されました。しかし、朝加さんの真価が発揮されるのは、その後のキャリアです。

『Dr.コトー診療所』や『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』、『婚姻届に判を捺しただけですが』、『束の間の一花』、『青天を衝け』など、近年の作品では、物語の真ん中で目立つ役ではなく、家族や近所の人、職場の先輩といった、生活感を漂わせる役柄を演じています。登場するだけで場の空気が整う、そんな存在感が朝加さんの魅力です。

“怪談”が繋ぐ人と人の距離

『ばけばけ』の世界において、タツのような聞き上手の存在は貴重です。勘右衛門の話し相手として長屋に出入りし、他愛ない会話を重ねることで、松江の生活感をじわじわと増やしていきます。主人公たちの恋や葛藤が動くほど、視聴者が帰ってこられる日常の足場が必要になります。その足場を、言葉と佇まいだけで作れるのが朝加真由美さんなのです。

勘右衛門の“春”を予感させるタツの存在

第43話では、勘右衛門が子どもたちからスキップ師匠と呼ばれ、タツさんの前で楽しそうにスキップを教えるシーンがありました。そこで彼は「いきなり春が訪れることもある」と口にし、タツさんへの好意を匂わせました。頑固な勘右衛門が自分の変化を照れながら言葉にする瞬間は、可笑しさと温かさを感じさせます。それ以降、タツさんはいつも通りの距離感を保ちながら、ただ隣に寄り添い続けています。

タツさんが何かを諭したり、結論を与えたりすることはありません。ただ隣で受け止める。その“受け止め役”がいるからこそ、勘右衛門は自分の変化を自分の言葉で認められるのでしょう。勘右衛門が抱えてきた“古い価値観”も、誰かに説教されて急に変わるわけではありません。しかし、タツさんとの何気ない会話が続くうちに、頑なさが少しずつゆるみ、言葉遣いや態度が変わっていく。その変化を自然に見せるのが、朝加さんの演技力です。笑い方相槌の間立ち方の柔らかさだけで、相手が本音を出せる空気を作り出してしまうのです。

『ばけばけ』では、タツさんが何気なく相槌を打ったり、笑って受け止めたりするだけで、勘右衛門は普段の頑固さをいったん脇に置き、素直な一面を見せています。2人の距離がこの先どう縮まっていくのか、見届けたくなる魅力的な展開です。

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