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不朽の名作『FF9』25周年!感動を再体験&劇中劇の奥深すぎる英語表現に迫る!

投稿日:2025年11月27日

PlayStation世代の終盤を飾り、2000年に発売された不朽の名作『ファイナルファンタジーIX』(FF9)。「原点回帰」を掲げた温かい王道ファンタジーの世界観と、愛らしいキャラクターたちが織りなす感動的な物語は、今も多くのファンに愛され続けています。
特に『キングダムハーツ』シリーズにもゲスト出演したビビのエピソードに涙した人も少なくないのではないでしょうか。

「感動の物語」が今蘇る!FF925周年記念イベントに注目!

間もなく25周年を迎える2025年、FF9の記念すべきアニバーサリーイヤーとして、様々な企画が進行中です。
来る2月22日からは「FINALFANTASYIX25thANNIVERSARYTHEEXHIBITION‐いつか帰るところ‐」が開催され、貴重な開発資料の展示を通じて、作品の魅力と制作の裏側を深く掘り下げることができます。当時の開発者の情熱や、世界観がどのように形作られていったのか、ファンならずとも胸が高鳴るイベントとなるでしょう。

知ってた?『FF9』のセリフに隠された「古典英語」の面白さ!

FF9は、オンライン作品を除くナンバリングタイトルとしては、ファミコン時代から続いたボイスなしの最終作です。そのため、文字だけで紡がれるセリフ一つ一つが非常に印象深く、プレイヤーの心に深く刻まれています。
今回は、ゲーム冒頭のアレクサンドリアで演じられる劇中劇「君の小鳥になりたい」のセリフに注目し、その英語表現の奥深さを探ってみましょう。
実はこの劇中劇、シェイクスピア風の古典英語が使われており、学校ではなかなか教えてくれないけれどファンタジー作品には頻出する二人称単数の「Thou/Thy/Thee/Thine」といった表現が満載なんです。
例えば「Thouhastlosteventhylove!」(愛さえも失ったマーカスよ!)や、「Fortunehathescap’dthee!」(運命にも見放され!)のように、普段見慣れない動詞の活用形や語末の「-st」などが登場し、作品の世界観をより一層深く感じさせてくれます。

「Shall」と「Will」の使い分けに翻訳者のこだわりが光る!

現代英語では未来を「Will」で表すことが多いですが、古典英語では「Shall」「Will」には明確な使い分けがありました。
物事の流れや推論で起きる未来を「Shall」、その場で意思表明や選択をするときに「Will」を使うのが一般的です。
劇中劇のセリフの中には、「Weshallbackthee,kinsman!」(助太刀するぞ、同胞よ!)のように「Shall」が多用される中で、一箇所だけレオ王のセリフで「Thouhastnotseenthelastofme,Marcus!」と「Will」(※省略された形)が登場します。この使い分けには、セリフの持つ意味合いやキャラクターの強い意志が込められており、翻訳者の深いこだわりが感じられますね。

センスが光る!『FF9』のユニークな英語表現に隠された秘密

FF9の魅力は、古典英語だけに留まりません。日本語版で「おじゃ」「のじゃ」という独特なセリフで知られるゾーンとソーンは、英語版ではソーンのセリフを倒置法で表現するという大胆な翻訳がされています。
例えば、日本語の「トラブルじゃぞ!」が、ゾーンは「Weareintrouble!」なのに対し、ソーンは「Troublearewein!」となるなど、キャラクターの個性を見事に英語で表現しているんです!
さらに、堅物なスタイナーに対してジタンが放つ一言には、「SirRustalot」という粋なシャレが効いています。
これはアーサー王物語に登場する円卓の騎士ランスロットと、「Rustalot(錆びつきすぎ)」を掛け合わせたもの。日本語にするなら「鈍キホーテ」といったところで、キャラクターの関係性やユーモアが巧みに表現されていますね。

こうして改めてFF9のセリフを英語で読んでみると、作品の奥深さや、翻訳チームの情熱とセンスに驚かされます。
ガーネット誘拐から始まるジタンたちの旅路は、霧の大陸へと続いていきますが、その背景にある言葉の妙にも注目してみることで、これまで以上にFF9の世界を楽しむことができるはずです。
25周年を機に、ぜひFF9の壮大な物語と言葉の面白さに触れてみてください!

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