Xで大規模不具合発生!しかしトレンドは「Twitter」。旧名称が示すユーザーの根強い愛着とは?
18日夜、ソーシャルメディアプラットフォームのX(旧Twitter)で大規模な不具合が発生し、多くのユーザーがサービスを利用できない状況に陥りました。
しかし、この不具合発生時にヤフージャパンのリアルタイム検索でトレンド入りしたのは、皮肉にも旧名称である「Twitterくん」や「Twitter不具合」といったワードでした。イーロン・マスク氏による名称変更後も根強い旧名称への愛着が浮き彫りになる形です。
「エラーが発生しました」Xの障害詳細とCloudFlareの影響
18日夜から発生したXの不具合では、「エラーが発生しました」や「現在、ポストを取得できません。しばらくしてからやりなおしてください」といったメッセージが表示され、投稿の閲覧や投稿自体が困難になる事態となりました。
この広範囲にわたる障害の原因は、コンテンツ・デリバリー・ネットワークサービス「CloudFlare」で発生した障害の影響とみられています。CloudFlareは多くのウェブサイトやオンラインサービスに利用されているため、その障害はXだけでなく、他のサービスにも影響を及ぼした可能性が指摘されています。
旧名称「Twitterくん」がトレンド入り!なぜユーザーは「X」と呼ばないのか?
Xの不具合発生時、ヤフージャパンのリアルタイム検索では、正式名称である「X不具合」に加えて、「Twitterくん」「Twitter不具合」「Twitter調子悪い」など、旧名称を用いたワードが次々とトレンド入りしました。
イーロン・マスク氏が2022年10月にTwitterを買収し、2023年7月にプラットフォーム名を「X」へと変更してから約1年。しかし、多くのユーザーは依然としてこのサービスを「ツイッター」として認識し、親しんでいることが改めて浮き彫りになりました。
長年にわたり築き上げられた「Twitter」というブランドイメージと、それが持つ文化的な影響力がいかに大きいかを物語る現象と言えるでしょう。
イーロン・マスク氏による名称変更から1年。「Twitter」ブランドの強さ
今回の不具合とそれに伴うトレンドワードの動向は、イーロン・マスク氏が目指す「X」へのブランド移行が、まだ完全に浸透していない現状を示しています。
ユーザーにとって、サービス名はその機能や体験と密接に結びついており、長年親しんだ名称を変更することの難しさを改めて感じさせます。
「X」としての未来を模索する一方で、「ツイッター」として親しまれてきた過去の遺産が、今後もさまざまな形でユーザー体験に影響を与え続けることになりそうです。
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