田中広輔選手、12年のプロ野球生活に終止符。カープ3連覇の立役者が語る「まだやれる」気持ちと決断の理由
広島東洋カープを昨季限りで退団した田中広輔内野手が、17日に現役引退を表明しました。16年から18年にかけてリーグ3連覇を支えた立役者が、その理由と12年間のプロ生活を振り返りました。
「まだやれる」気持ちだけでは…
マツダスタジアムで会見を開いた田中選手は、吹っ切れた表情で「私、田中広輔は、引退することを決断しました。12年間ありがとうございました」と語りました。昨年10月に戦力外通告を受け、現役続行を目指して他球団からのオファーを待っていましたが、年内を区切りに決断したことを明かしました。
「NPB以外でプレーすることは考えていなかった」と語り、昨年7月には1軍で約1ヶ月間プレーしましたが、出場は14試合にとどまりました。ウエスタンリーグでは打率3割3分3厘と結果を残していたものの、「まだやれるという思いも、もちろんあったけど、その気持ちだけじゃできないっていうのも理解はしているので」と、引退を決意した心境を語りました。
周囲の言葉と自身の決意
田中選手は、周囲からの声も参考にしながら決断したことを明かしました。「相談した人の中にも『もういいんじゃないか』『十分やったんじゃないか』と声を掛けてくれる人もいた。まあそうだよな…と思いながら。僕自身は12年間、本当に勝つこと、チームのためにと思いながらやってこられた。それに対して悔いはないし、後悔もない。」と、プロ生活を振り返りました。
また、「(オファーが)なかったら、キッパリ辞める。元々そう決めていた」と、自身の決意の強さを強調しました。常に野球と向き合い、「野球に対して手を抜かなかったこと、どうやって生き残っていくかを常に考えながらやってこられた。成績に関して満足しているところはないけど、そうやってやってこれたのは、良かったのかなと思ってます」と、現役生活を振り返りました。
輝かしい12年間の軌跡
東海大相模高、東海大、JR東日本を経て、2013年のドラフト3位で広島に入団した田中選手。15年から19年にかけては、歴代6位の635試合連続フルイニング出場を記録しました。17年には盗塁王、最高出塁率、ベストナインを受賞し、18年にはゴールデン・グラブも受賞しました。
19年に右膝半月板の手術を受けた後は苦しいシーズンが続きましたが、通算1203試合で打率2割5分6厘、69本塁打、348打点、131盗塁という輝かしい成績を残しました。また、通算1000安打まであと35というところで、現役生活を終えることとなりました。
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