東野圭吾原作『クスノキの番人』アニメ映画、追加声優に齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかおが決定！

累計100万部を突破した東野圭吾氏の感動作『クスノキの番人』が、ついにアニメーション映画化！　2026年1月30日公開に先駆け、このたび豪華追加声優キャストとして齋藤飛鳥さん、宮世琉弥さん、そして大沢たかおさんの出演が決定しました。東野圭吾作品初のアニメ映画としても大きな注目を集めています。

豪華声優陣が紡ぐ『クスノキの番人』の世界

本作の物語を彩る重要なキャラクターに、実力派俳優陣が名を連ねます。

家族に内緒でクスノキに通う父の行動を不審に思い、主人公・玲斗に調査を依頼する女子大生・佐治優美役には、オーディションから選ばれた齋藤飛鳥さん。映画『あの頃、君を追いかけた』やTVドラマ『ライオンの隠れ家』など話題作に出演し、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、俳優としての活躍が目覚ましい齋藤さんが、声優という新たなフィールドでどのような表現を見せるのか期待が高まります。

老舗和菓子メーカーの跡取り息子で、家業の継承に葛藤しながらしぶしぶ神社に通う青年・大場壮貴役には、こちらもオーディションを経て選ばれた宮世琉弥さん。映画『恋わずらいのエリー』で初主演を飾り、『日経トレンディ』が発表する“来年の顔”にも選出されるなど、今後の飛躍が最も期待される若手俳優の一人です。繊細な役どころをどのように演じるのか注目されます。

そして、クスノキへ祈念に訪れる常連客であり、家族に秘密を抱えながら物語に深く関わる佐治寿明役には、大沢たかおさんが決定しました。映画『キングダム大将軍の帰還』での日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞や、『沈黙の艦隊』シリーズでの主演・プロデューサーとしての活躍も記憶に新しい大沢さん。『おおかみこどもの雨と雪』以来、約14年ぶりとなるアニメーション作品の声優出演に、その唯一無二の存在感と深みのある声が作品にどのような厚みをもたらすのか、大きな期待が寄せられています。

『クスノキの番人』物語の核心に迫る

理不尽な解雇と過ちで逮捕された青年・直井玲斗。将来への希望を失っていた彼に、運命を変える出会いが訪れます。亡き母の腹違いの姉・柳澤千舟から、「月郷神社に佇む“クスノキの番人”になること」を命じられた玲斗は、戸惑いながらも番人となります。
クスノキを訪れる人々との出会い、そして彼らが抱える様々な事情に触れるうち、玲斗の世界は少しずつ色を取り戻していくのです。しかし、玲斗はまだ知らなかった――クスノキが持つ“本当の力”を。やがてその謎は、彼の人生を巻き込みながら、思いもよらぬ真実へと導いていきます。

キャストが語る作品への想いと見どころ

新たに発表されたキャスト陣からは、作品への熱い想いが寄せられています。

齋藤飛鳥さん（佐治優美役）は、「声だけで想いを届けるという表現に向き合う日々は、とても新鮮で、今の自分にとってかけがえのない時間となりました。物語の中で描かれる“祈る”という行為には、深い意味が込められていると思います。この作品に込められた“祈り”が、観てくださる方の心にも届くことを願っています」と、声優初挑戦への意気込みと作品のテーマに触れました。

宮世琉弥さん（大場壮貴役）は、「原作小説を読み終えたとき、“本当にこの世界にクスノキがあったらいいのに”と心から思いました。壮貴は、期待や責任に押しつぶされそうになりながらも、自分の進む道を探して懸命にもがく青年です。誰かの記憶や気持ちが、今を生きる人へとそっと手渡されていく──そのあたたかさを、スクリーンを通して感じていただけたら嬉しいです」と、役柄への共感と作品が持つ温かさを語っています。

大沢たかおさん（佐治寿明役）は、「『クスノキの番人』は何気ない日常に宿る感情や、人と人との関係性が丁寧に紡がれていく作品です。佐治寿明は、一見するとごく普通の父親に見えるかもしれません。けれどその“普通”の中には、家族への深い想いや、言葉にしきれない葛藤が息づいていて、人間らしさがにじんでいる。どの世代の方にもすっと寄り添ってくれるような懐の深さも、この作品の大きな魅力だと思います」と、自身の演じるキャラクターと作品の魅力を深く語りました。

2026年1月30日公開！アニメ映画『クスノキの番人』

すでに発表されている高橋文哉さん、天海祐希さんに加え、今回の追加キャストでさらに期待が高まるアニメーション映画『クスノキの番人』。東野圭吾氏が描く温かくも深い物語が、伊藤智彦監督、岸本卓脚本によってどのように映像化されるのか、公開が今から待ち遠しいですね。
2026年1月30日（金）全国ロードショーです。ぜひ劇場で、心温まる感動を体験してください。

【映画情報】
『クスノキの番人』
2026年1月30日（金）全国公開
キャスト：高橋文哉／天海祐希齋藤飛鳥宮世琉弥／大沢たかお
原作：東野圭吾『クスノキの番人』（実業之日本社文庫刊）
監督：伊藤智彦
脚本：岸本卓
配給：アニプレックス