竹内英明元兵庫県議の死から1年:知事追及の急先鋒、転落の真相
昨年、兵庫県議を辞職された竹内英明氏の死から1年が経過しました。県政を揺るがすパワハラ疑惑を追及し、一躍注目を集めた竹内氏。しかし、その追及の過程で、自身もまた「疑惑」の目にさらされるという転落を遂げました。本記事では、当時の状況を振り返り、その背景を探ります。
告発文書とゲシュタポ的県庁
2024年3月27日、斎藤元彦知事がパワハラなど7つの疑惑を記した告発文書について言及した記者会見。これを見た竹内氏は、「ゲシュタポみたいやな」と発言。ナチスドイツの秘密警察であるゲシュタポを引き合いに出し、県当局の動きを批判しました。
告発文書を作成したと疑われた職員のパソコンが即座に回収され、LINEのやり取りまで提示を求められたという情報が竹内氏の耳に入ります。告発文書の送り先には竹内氏も含まれていましたが、同僚議員や家族によると、竹内氏は告発者の連絡先すら知らなかったとのことです。
百条委員会へ、そしてメディアの注目
当初は「百条委員会は簡単に開けない」と考えていた竹内氏でしたが、疑惑の一部が報道で事実と確認され、51年ぶりの百条委員会が設置されると、自ら委員に立候補。「県民と職員を守るためにやるんや」と意気込みを語りました。
告発者の元西播磨県民局長が自死したことで、メディアの注目度は急上昇。テレビやインターネット上で兵庫県政の問題が「コンテンツ」として消費される状況となりました。民放各局は「おねだりパワハラ知事」とテロップを流し、在京のテレビ関係者も「大谷翔平より斎藤さんの方が数字がいい」と語るほどでした。
「悪者退治」と批判の嵐
百条委員会で、竹内氏は知事や県当局の対応を厳しくただす姿が連日報道され、SNS上では「竹内県議さん、ありがとうございます」といった応援の声が多数寄せられました。県庁内からもエールやSOSが届き、竹内氏は「嫌われているはずの自分を頼ってくる職員がこんなにいる」と意気込みを強めます。
しかし、8月下旬には、百条委の映像が拡散され、「知事より竹内議員の方がパワハラではないか」「恫喝のように聞こえる」といった批判が目立ち始めました。さらに、9月中旬には、姫路ゆかたまつりを巡る発言に「デマの発信源ではないのか」との疑義が投げかけられ、「デマを吹聴する県議」といった表現もSNSで飛び交いました。
追及者だったはずの竹内氏が、いつの間にか「疑惑」の目を向けられる側に引き寄せられていったのです。
風向きが変わり始めた今、竹内氏の死は、県政にどのような影響を与え続けるのでしょうか。今後の動向に注目が集まります。
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る