ウォン安でも外国企業は韓国投資を減額…韓国企業の海外投資は急増!一体何が?
ウォン安・ドル高が続くにも関わらず、外国企業の韓国への投資額が減少しているというニュースが話題になっています。一方で、韓国企業による海外投資は増加傾向にあり、その差は歴然としています。一体何が起きているのでしょうか?
外国人投資の減少:ウォン安だけではカバーできない不安要素
韓国銀行が発表したデータによると、2023年7~9月期の外国人直接投資(FDI)申告額は約75億7000万ドルで、前年同期比で23.1%減少しました。1~3四半期を合わせた累計でも、前年比で17.9%減となる206億7100万ドルとなっています。
通常、ウォン安は外国企業にとって有利な状況を生み出します。ドルで見た場合の投資コストが下がるため、韓国の資産や設備をより安価に取得できるからです。しかし、今回のケースでは、為替メリットだけでは投資を促すことができていないようです。
専門家は、制度・規制、そして経済見通しといったファンダメンタルズ(基礎体力)が、投資判断に大きく影響していると指摘しています。ウォン安という表面的なメリットだけでは、これらの不安要素を打ち消すことが難しい状況と言えるでしょう。
投資件数は増加も、規模は縮小
興味深い点として、FDIの投資件数は増加傾向にあります。1Qの863件から、2Qの950件、3Qの970件と、前年平均の907件を上回っています。つまり、投資の「数」は増えているものの、「規模」は縮小しているという特徴が見られます。
これは、外国企業が小規模な投資を増やしている一方で、大規模な投資には慎重になっていることを示唆しているのかもしれません。
韓国企業の海外投資は活発化
一方、韓国企業による海外直接投資(ODI)は拡大しており、1年間で海外に流出した資金は84億ドルを超えました。国内の経済状況や将来への不安から、韓国企業が積極的に海外に投資を進めていると考えられます。
韓国経済のファンダメンタルズの弱さ
今回の状況は、為替環境に反して外国資本が慎重姿勢を見せる一方で、国内資本の海外流出が顕著になっているという点で、韓国経済のファンダメンタルズの弱さが浮き彫りになった形です。半導体分野の影響で一時的に投資が回復したように見えるものの、全体的な流れとしては明確な回復とは言い難い状況です。
今後の韓国経済の動向に注目が集まります。
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