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退職代行「モームリ」社長夫妻を逮捕!華やかな裏に隠された恐怖のパワハラと違法ビジネスの実態

投稿日:2026年02月03日

「仕事が辛い、もう無理…」そんな悲痛な叫びを代弁し、退職手続きを代行するサービスとして急成長を遂げていた退職代行サービス「モームリ」。都内を走る宣伝トラックやSNSでの発信で知名度を高めていた同社の運営トップが、ついに警視庁の捜査メスを入れられる事態となりました。

「救世主」の裏側:非弁行為とパワハラ

華々しいメディア露出の裏で、同社内では違法な非弁行為が常態化していた疑いが浮上しています。社長は社員に対し「非弁行為ではない」と説明していたものの、社内では社長による強烈なパワハラが横行していたという証言が相次いでいます。

逮捕容疑:弁護士法違反(非弁行為)

警視庁は3日、退職代行サービス「モームリ」運営会社「アルバトロス」の谷本慎二社長(37)と、妻で同社社員の谷本志織さん(31)の両容疑者を弁護士法違反(非弁行為)の疑いで逮捕しました。逮捕容疑は、弁護士資格がないにもかかわらず、報酬を得る目的で、退職を希望する顧客の会社側との交渉などの法律事務を、提携弁護士らにあっせんした疑いです。

捜査関係者によると、谷本社長夫妻は2024年7月から10月にかけて、顧客6人の退職交渉を提携先の弁護士に紹介し、違法に報酬を得ていたとみられています。弁護士法では、弁護士資格を持たない者が報酬目的で法律事務のあっせんをすることを禁じており、これに違反した形です。

巧妙な報酬の受け取り方:「広告費」を隠れ蓑に

谷本社長が業務全般を仕切り、妻の谷本志織さんが法律事務所との窓口役を務めていたとのこと。報酬の受け取り方も巧妙で、同社の口座には、提携先とされる「労働環境改善組合」への賛助金や広告の業務委託費といった名目で、都内の法律事務所から現金が振り込まれていました。

警視庁は、これらの組合や広告業務に実態がなく、金銭のやり取りは実質的な「顧客の紹介料(キックバック)」であったとみて、真相解明を進めています。

派手なプロモーションと“ブラック”な社内

2022年にサービスを開始した「モームリ」は、アドトラックを走らせたり、YouTubeでの動画発信を行なったりと、派手なプロモーションで一気に知名度を上げました。同社の広報担当者は、若手の早期退職について「第三者を介したスムーズな退職は、本人にとっての前向きな一歩」と、その社会的意義を語っていました。

しかし、その「スムーズな退職」を演出していた社内には、皮肉にも従業員たちが恐怖に震える“ブラック”な実態が広がっていたのです。元従業員らの証言からは、谷本社長の苛烈なパワハラ体質が浮き彫りになっています。

今回の逮捕は、ブラック企業から人々を救うと謳っていた「モームリ」が、違法行為パワハラによって支えられていたという衝撃的な事実を明らかにしました。今後の捜査の行方に注目が集まります。

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