髙石あかり、『ばけばけ』で小泉セツの“魂”を体現?制作統括が驚いた“困り笑顔”
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』が話題を呼んでいます。松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルにしたこのドラマは、西洋化が進む明治日本で埋もれていった人々の物語を描き、多くの視聴者の心を掴んでいます。
「ラシャメン」騒動とドラマの意図
ドラマでは、松江新報の連載によって人気となったヘブン(トミー・バストウ)&トキ(髙石あかり)夫妻が、借金問題から「ラシャメン」と呼ばれるようになり、中傷の的となる展開が描かれています。制作統括の橋爪國臣さんは、この騒動について「史実にもセツさんが『ラシャメン』と呼ばれたり、石を投げられたりしたエピソードがある」と明かし、負の側面も描きたかったと語っています。
この騒動は、ドラマよりも早い段階で実際に起きていましたが、作劇上は結婚の話とは分けて描くことで、現代社会のSNSでの炎上とも通じるテーマを表現しようとした意図が込められています。橋爪さんは「似たようなことはきっとどの時代でも起きていて、現代はSNSによってそのスピードが速くなり、より顕在化している」と指摘します。
軽妙な解決策と時代背景
騒動の終着点となったのは、江藤知事(佐野史郎)の食い逃げ事件。脚本家・ふじきみつ彦さんの発案で、明治時代の知事の慣習を逆手に取った軽妙な解決策が用意されました。橋爪さんは「馬鹿馬鹿しいもので解決する。そんな軽さがほしかった」と語り、『ばけばけ』ならではのテイストを強調しています。
また、力士と遊女の心中事件もドラマのオリジナル要素として盛り込まれ、当時の世間を賑わせた話題を再現。清光院の怪談「松風」との関連性も示唆されています。
髙石あかりの演技力と小泉セツの“魂”
精神的に追い詰められる展開の中で、髙石あかりさんの演技力が際立っています。橋爪さんは、髙石さんが困った時やつらい時に、ふっと微笑みを浮かべる演技について、「小泉セツさんにも近い」と絶賛。小泉八雲が日本人の微笑みについて考察した文章を引き合いに出し、髙石さんの演技にセツさんの魂が宿っているように感じたと語っています。
松野家フィーバー、そして炎上を経て、ようやく日常を取り戻したトキとヘブンの日々。髙石あかりさんの繊細な表現を堪能しながら、今後の展開を見守りたいところです。
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