コインランドリーの隠れ家「オトナリ珈琲」で巡る、関東のコーヒーシーン最前線
全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。その中心地、関東エリアには、昔ながらの喫茶店から最新トレンドのカフェまで、様々なスタイルのお店が共存しています。今回は、東京都千代田区・神保町の路地裏にひっそりと佇む「オトナリ珈琲」に密着。焙煎士の魅力と、あなたにぴったりの一杯を見つける旅を始めましょう。
コインランドリーの2階にある、知る人ぞ知る隠れ家
「オトナリ珈琲」は、一見すると普通のコインランドリーの奥にひっそりと存在します。階段を上ると、そこには昭和レトロな雰囲気の空間が広がります。剥き出しの梁や、すりガラスの窓、あえて不ぞろいの家具が配置された店内は、落ち着いた時間を過ごすのに最適です。
店主・しば田ゆきさんが目指すは「コーヒーの酒屋さん」
店主のしば田ゆきさんは、オーストラリアでのコーヒー文化に触れたことがきっかけでバリスタを志し、都内の焙煎屋勤務を経て2021年に「オトナリ珈琲」をオープンしました。彼女が目指すのは、単にコーヒーを提供するだけでなく、焙煎士との信頼関係を築き、訪れた人に最適な一杯を提案する「コーヒーの酒屋さん」のような存在です。
2ヶ月ごとに変わるラインナップと、焙煎士への深いリスペクト
「オトナリ珈琲」では、全国各地から選び抜いた焙煎屋の豆を、2ヶ月ごとにラインナップを入れ替える独自のシステムを採用しています。しば田さんは、豆を選ぶ際に、自分自身がおいしいと思えるか、そして焙煎士の魅力や焙煎に対する考えに納得できるかを重視しています。
「コーヒー業界は、焙煎士が増加傾向にあり、業界全体のバランスが崩れる可能性もあると感じています。だからこそ、すてきなお店をぜひ知ってほしい。例えば『さかい珈琲』は、映えは狙っていないけれど、生豆の選定の技術を持ち、質の高い焙煎をしています。」
それぞれの豆に合わせた抽出方法へのこだわり
厳選された豆のおいしさを最大限に引き出すため、抽出方法にも徹底的にこだわっています。ハンドドリップでは、ハリオV60、ORIGAMI、クレバードリッパー、エアロプレスなど、約6種類のドリッパーを用意し、豆の種類や状態に合わせて最適な抽出方法を試行錯誤しています。
「豆が変われば抽出方法が変わるのは当然。豆の状態は日々違うので、グラム数やお湯の量をはじめ、都度微調整が必要になってくるので大変ですが、自分で選んだ豆ですから、最適な抽出方法を見つけて、しっかりとおいしさが伝わればうれしいですね。」
おすすめのコーヒーショップ「saladdaycoffee」
しば田さんから、おすすめのコーヒーショップとして、東京都台東区にある「
「オトナリ珈琲」で、あなただけの特別な一杯を見つけよう
「オトナリ珈琲」では、焙煎士の魅力を伝えるためのノートも用意されています。好みに合うコーヒーを見つけるヒントが満載なので、ぜひ手に取ってみてください。それぞれの人が“合う”と思うものが、きっと見つかるはずです。
【「オトナリ珈琲」のコーヒーデータ】
- 抽出:ハンドドリップ(ハリオV60、たらちね、ORIGAMI、クレバードリッパー、CAFEC、カリタウェーブ)、エスプレッソマシン(シモネリ、ラマルゾッコ)
- 焙煎度合い:浅煎り〜深煎り※豆の種類により異なる
- テイクアウト:あり(680円〜)
- 豆の販売:100グラム1,100円〜※豆の種類により異なる
取材・文/GAKU(のららいと)撮影/大野博之(FAKE.)
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る