アルゼンチン、米国と歴史的貿易協定を締結!関税撤廃で経済改革に加速か
アルゼンチンと米国が、双方の輸入品に課す関税を一部撤廃する貿易・投資協定に合意し、署名しました。これは、ハビエル・ミレイ大統領が掲げる経済開放政策にとって大きな一歩となります。
アルゼンチン経済開放の第一歩
アルゼンチン外務省の発表によると、米国はアルゼンチン産品1600品目以上に課されていた上乗せ関税を撤廃。一方、ミレイ政権も米国製品220品目超の関税を撤廃します。今回の協定は、長年保護主義的な色彩が強かったアルゼンチン経済の構造改革を加速させる狙いがあります。
ミレイ大統領の勝利と経済立て直しへの期待
この合意は、ミレイ大統領にとって大きな政治的勝利となります。昨年の中間選挙を前に、米国からの金融支援を得て通貨ペソを安定化させたことに続く成果です。ミレイ大統領は、自由主義的な経済政策を推進し、貿易障壁を取り払いながら対米関係を強化してきました。
牛肉輸出枠の拡大と米国内の反発の可能性
今回の協定により、アルゼンチン産牛肉の対米輸出枠は現在の2万トンから10万トンに拡大され、約1250億円の上積みが期待されています。しかし、これは米国の牧畜業者との競争激化を招き、一部の共和党議員やドナルド・トランプ氏からの反発を招く可能性も指摘されています。
貿易の多様化と知的財産権の保護
アルゼンチンは、米国産の牛肉、自動車、農産品の輸入を拡大し、米国の機械、医療部品、化学製品に対する関税を撤廃。一部の自動車部品については関税を2%まで引き下げます。また、今回の協定は知的財産権やデジタル貿易など、幅広い分野を網羅しています。
高い関税率からの脱却と自由貿易への道
世界銀行のデータによると、アルゼンチンの平均関税率は13%と高く、米国の3.5%を大きく上回っています。過去の経済開放の試みは国内製造業に打撃を与え、自由貿易は雇用喪失と同義と見なされてきた経緯もありますが、今回の協定は、アルゼンチンが貿易障壁を乗り越え、自由貿易へと進むための重要な一歩となるでしょう。
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