Netflix参戦で本格化するプロの「縦動画シフト」 制作現場が大きく変化!
これまでTikTokやInstagramといったSNSが中心だった縦動画の世界に、プロの制作が本格参入し、大きな変化が起きようとしています。特に、動画配信大手Netflixの動きが注目を集めています。
Netflixが縦動画に注力する理由
Netflixは2026年1月20日の決算説明会で、CEOのGregPeters氏が「ビデオポッドキャストなど、新しいコンテンツ種別をベースとした動画をさらに増やしていく。そうしたコンテンツから適した要素を縦型動画フィードに取り入れていく」と発表しました。これは、Netflixがテレビ放送との競争から、動画系SNSとの競争へとシフトしていくことを示唆しています。
縦動画は、単なる画面の回転ではありません。スマートフォンでの視聴を前提とした新しい表現方法であり、市場構造なのです。
「ビデオポッドキャスト」が縦動画市場を牽引
Netflixが注目しているのが「ビデオポッドキャスト」です。ポッドキャストは、元々AppleのiPod向けに始まった音声コンテンツ配信システムでした。その後、動画再生が可能になり「ビデオポッドキャスト」が登場しましたが、当時は通信環境の問題から普及しませんでした。
しかし、YouTubeの台頭やスマートフォンの普及、そしてSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスでの配信開始により、ポッドキャストは再び注目を集めました。特にSpotifyはビデオポッドキャストに積極的に投資し、現在では広告収入も大幅に伸びています。
縦動画ならではのメリット
ビデオポッドキャストは、固定カメラによるノーカット撮影が主流で、制作コストを抑えられます。また、スマートフォンでの「ながら視聴」に最適化されており、縦画面の別アプリへの遷移が容易です。
さらに、縦動画に挿入される広告は、クリック率が68%と非常に高いというデータもあります。広告をクリック後、同じ縦画面のECサイトでそのまま買い物ができるなど、スムーズな導線が作れる点が魅力です。
制作現場への影響は?
ビデオポッドキャストの内訳は、トークコンテンツが約半数を占め、残りは商品レビューやニュース解説、教育コンテンツなどです。今後、プラットフォームが拡大することで市場はさらに盛り上がるでしょう。しかし、映像制作側にとっては、必ずしも仕事が増えるとは限りません。なぜなら、ビデオポッドキャストは基本的に音声コンテンツに付随して制作されることが多く、制作は音声コンテンツスタッフの仕事が拡大する形で任されるからです。
Netflixの参戦により、縦動画市場はさらに加速していくと考えられます。制作現場も、スマートフォンでの視聴体験を重視した新しい表現方法を模索していく必要がありそうです。
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