ツウが選ぶスーパー戦隊最高傑作!『超力戦隊オーレンジャー』の魅力と知られざる歴史
1975年に始まったスーパー戦隊シリーズが、2026年に50年の歴史に幕を下ろすことが発表されました。半世紀にわたるシリーズの中から、特撮イラストレーターの金子大輝さんが選ぶ最高傑作5作品。その第5回として今回ご紹介するのは、1995年放送の『超力戦隊オーレンジャー』です。
原点回帰でシリーズを再定義した作品
『超力戦隊オーレンジャー』は、スーパー戦隊シリーズ20周年記念作品として制作されました。「秘密戦隊ゴレンジャー」の要素を積極的に取り入れ、シリーズの原点に立ち返った点が大きな特徴です。それまで曖昧だった「ゴレンジャー」と「ジャッカー電撃隊」の位置づけを正式にスーパー戦隊シリーズに含めるなど、シリーズの歴史を塗り替える重要な作品となりました。
海外展開「パワーレンジャー」との連携
当時、海外で人気を博していた「パワーレンジャー」との連携も『オーレンジャー』の注目ポイントです。マスクのモチーフには、万国共通で認識しやすい「★■▼〓●」の図形が採用されました。このデザインは、海外の視聴者にも親しみやすいように考慮された結果と言えるでしょう。
ゴレンジャーの世界観を継承
メンバー全員が職業軍人であること、レッドがリーダーとして「隊長」と呼ばれていること、そして敵に追い詰められる緊迫感など、『オーレンジャー』は「秘密戦隊ゴレンジャー」の世界観を巧みに踏襲しています。さらに、宮内洋さんが「ゴレンジャー」や「ジャッカー電撃隊」からゲスト出演し、オーレンジャーの陣頭指揮を執る三浦参謀長役を演じたことも、ファンにとってはたまらないサプライズでした。
超古代文明とロストテクノロジー
『オーレンジャー』は、超古代文明が残したロストテクノロジー「超力」を駆使して戦います。1982年の「大戦隊ゴーグルファイブ」でマスクのモチーフとして登場した古代文明を、本作では作品設定の核として深く掘り下げています。オーレンジャーロボのモチーフにも、伝説上の聖獣や古代の神像が選ばれ、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
苦戦を乗り越え、記録を打ち立てた
放送開始前後に発生した阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件の影響を受け、当初はハードな路線からコメディ要素を取り入れる必要が生じました。また、少子化の影響もあり、視聴率では苦戦を強いられました。しかし、玩具売上はロボットや武器だけでなく、関連商品を含め歴代最高を記録。その人気ぶりを裏付けています。
30周年記念イベントで再び集結
2025年には30周年記念イベントが開催され、5人の戦士たちが当時と変わらぬ軍服姿で集結。キングレンジャー・リキも駆けつけ、6人揃っての超力変身、名乗りは、多くのファンを熱狂させました。30周年祭は現在も続いており、今後の展開にも注目が集まっています。
出演者の活躍
『オーレンジャー』は、さとう珠緒さんや合田雅吏さんなど、番組終了後も様々な分野で活躍する俳優たちの登竜門としても知られています。さとう珠緒さんはバラエティ番組で大ブレイクし、合田雅吏さんはテレビ時代劇「水戸黄門」で格さん役を演じるなど、その後の活躍は目覚ましいものがあります。
『超力戦隊オーレンジャー』は、スーパー戦隊シリーズの歴史において、重要な転換点となった作品と言えるでしょう。その魅力は、単なる特撮作品を超え、時代を反映した社会背景や、出演者たちのその後の活躍など、様々な要素が絡み合って生まれています。
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