ハース小松代表、オコンの成績に期待「アブダビを見れば分かる」ベアマンとの差を分析
ハースF1の小松礼雄代表は、チームドライバーのエステバン・オコンの昨シーズン成績について、「満足できるものではなかった」と率直に認めました。しかし、オコンへの信頼は揺るがず、その潜在能力を高く評価しています。ルーキーのオリバー・ベアマンと比較して成績が劣った点についても、チームとドライバー双方の課題を分析し、今後の改善に繋げたいとしています。
ベアマンに後れを取ったオコンの成績
オコンは昨年、ハースに加入し、F1フル参戦初年度のベアマンとコンビを組みました。しかし、最終的な獲得ポイントはベアマンの41に対してオコンは38ポイントにとどまり、ルーキーに上回られる結果となりました。予選成績もオコンはチームメイトに対して11勝17敗と負け越しています。
シーズン後半にはベアマンの調子が上向き、オコンとの差はさらに開きました。オコンは特にブレーキング時の挙動に不満を抱えており、ベアマンには見られなかった問題点です。小松代表は、この問題がドライバーのドライビングスタイルに関係していると考えています。
チームとドライバー、双方の課題
小松代表は、オコンの成績が振るわなかった原因は、ドライバーだけの責任ではないと強調します。「50対50です。時にはチーム側の問題もありましたし、特に予選では彼が快適に感じられるマシンを用意できなかったこともありました」と語っています。
例えば、バクーでのレースでは、オコンがブレーキング性能に強い不満を抱き、予選ペースが大幅に遅れてしまいました。小松代表は、ベアマンが得意なコースであるバクーでも、オコンとの差が予想以上に大きかったことに驚きを隠していません。
「とにかく原因はひとつではありません。ドライバーだけでもなく、チームだけでもないです。何かひとつの根本的原因があったり、特効薬があるわけではないんです。我々がどう協力して問題の核心により早くたどり着き、次戦に向けて対策を講じるかというプロセスの問題です。その点に関しては昨年はあまりうまくできなかったと感じています」と、チーム全体の課題を指摘しています。
アブダビGPで見せたオコンの潜在能力
小松代表は、オコンが最終戦アブダビGPで7位表彰台を獲得したことを例に挙げ、その能力の高さを賞賛しています。金曜日のフリー走行ではベアマンに大きく遅れていたにも関わらず、予選でベアマンを上回り、決勝では7位という好成績を収めました。
オコンは当時、「まるでF1を一度も運転したことのないルーキーのようだ」と苦悩を語っていましたが、それを乗り越えて結果を残しました。
小松代表は「アブダビでの彼は、金曜はオリーよりコンマ4秒も遅れて完全にペースを失っていたのに、土曜には一転して速さを取り戻していました」と語り、オコンの才能を高く評価しています。
今後の展望
小松代表は、オコンの潜在能力を最大限に引き出すために、チーム全体で協力していくことを強調しています。「アブダビの走りを見れば分かります。金曜の調子が非常に悪くても、土曜・日曜にあれだけの走りができる。それが彼の才能であり能力です。我々はそれを引き出さなければならないし、最大限活用しなければならない。今年も我々には両方のドライバーが必要なんです」と、今後のチーム戦略に期待を寄せています。
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