奇跡の復活!平野歩夢へ兄・英樹さんのエール「全力で楽しんで」
2月11日(日本時間12日未明)にリビーニョ・スノーパークで行われるスノーボード男子ハーフパイプ(HP)予選。4大会連続出場で2連覇を狙う平野歩夢選手(27=TOKIOインカラミ)が、わずか25日前の腸骨骨折と右膝の重い打撲から、驚異的なスピードで復活を遂げました。
「命」という文字に込められた平野歩夢の覚悟
昨年12月のシグネチャーモデルゴーグル発売イベントで、平野選手はデザインに込めた思いを語りました。「自分がこれまでスノーボードに懸けてきた思いとか、『命』という字を、どこかに入れたかった」。ゴーグルには、日本BE研究所所長の行徳哲男氏が揮毫した「命」の文字が刻まれています。
平野選手は「いつどこで命を落とすか分からないレベルまで来ているので、いつそうなってもいいように、悔いなく人生を過ごすというか、命を懸けていく思い、覚悟してやっていかないと」と、自身の競技に対する覚悟を語っています。また、結婚し、妻との間に新たな命を授かったことも、命への思いをより一層強めるきっかけになったと言います。
平野家の共通言語「命」
4歳年上の兄・平野英樹さんは、「基本的に平野家のワードとしてよく出てくるのが、『命』なんですよ」と語ります。世界最先端の技であるダブルコークを習得する際も、4メートルの高さのパイプで練習し、命の危険と隣り合わせだったそうです。父の厳しさの裏には、常に子どもの命を案じる気持ちがあったに違いありません。
平野歩夢選手は、過去にも肝臓内部破裂など、命に関わるような大怪我を何度も経験してきました。そして今回、再び大きな怪我を負ったものの、21日後には雪上に戻り、25日後の五輪の舞台に立つという驚異的な回復力を見せています。
兄からのシンプルで力強いエール
満身創痍の弟に、英樹さんは「全力で楽しんで」というエールの言葉を贈っています。平野歩夢選手は、周囲の期待やプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、スノーボードに命を懸けてきました。4年に一度の五輪の舞台で、全てを解き放って楽しんでほしい—。兄のシンプルながらも力強い思いは、きっと弟の心に届くはずです。
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