栽培から10年!沖縄産カカオで拓く未来、バレンタインに考える“チョコレートの可能性”
2月14日のバレンタインデー。東京・松屋銀座の催事場では、国産素材を使ったチョコレートが人気を集めています。その中でも、ひときわ注目を集めているのが、沖縄県産のカカオを使用した「OKINAWACACAO」のチョコレートです。国産カカオの可能性を秘めたこのチョコレートに迫ります。
国産カカオ市場のトレンドとOKINAWACACAOの挑戦
今年のバレンタインのトレンドは“国産”。フルーツや生姜など、日本の素材を活かしたチョコレートが多数登場しています。その中でも、国内で消費されるチョコレートのほとんどが海外産カカオで作られている中、沖縄産のカカオのみを使用したチョコレートは、特別な存在感を放っています。
松屋銀座のバレンタイン催事「GinzaValentineWorld」(~2月14日まで)では、カカオのリキュールを使った生琥珀糖や、人気ショコラトリーのチョコレートなど、様々な商品が並んでいます。中でも、OKINAWACACAOのチョコレートは、その希少性とストーリー性で注目を集めています。
なぜ今、沖縄でカカオ栽培?地域活性化への想い
OKINAWACACAOは、沖縄本島北部・やんばる地域でカカオ栽培を行っています。代表の川合径さんは、2016年に大宜味村田嘉里集落を訪れたことをきっかけに、この地でチョコレート作りを始めました。
「魅力がいっぱいあるにもかかわらず、人口が減少していく、過疎が進む中、地域の担い手づくりをしたかったんです。チョコレートは、日本中、世界中、性別も年代も問わず、みんなが好きなもの。チョコレートがこんなに浸透しているにもかかわらず、原材料の産地は知らない人が多い。観光地の沖縄で栽培したら、人がわざわざカカオやチョコレートを目指して来てくれる。そうして地域の人との交流につながっていくのではないかな」と川合さんは語ります。チョコレートを通じて地域を活性化させたいという強い想いのもと、カカオ栽培がスタートしました。
10年間の試行錯誤と商品化への道のり
主に赤道周辺の熱帯地域で栽培されるカカオは、日本では栽培に不向きとされていました。川合さんは、ベトナムなど海外からカカオの種を仕入れ、日本でも栽培できるよう、ビニールハウスの室温管理など試行錯誤を繰り返しました。栽培開始から5年で収穫できるようになり、さらにカカオの発酵期間の検討などを重ね、商品化に至るまでには4年の歳月を要したといいます。
10年間の挑戦の末、ついに沖縄県産のカカオを使用したチョコレートが誕生。バレンタインの贈り物として、また、沖縄の新たな可能性を秘めたチョコレートとして、多くの人々に楽しまれています。
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