日テレ「バンキシャ!」衆院選報道を謝罪・訂正 自民党・鈴木貴子氏の指摘受け
日本テレビ系の情報番組「真相報道バンキシャ!」が、2月15日放送の内容について謝罪と訂正を行いました。きっかけは、自民党の鈴木貴子衆院議員が自身のX(旧Twitter)で番組内容を批判したことによるものです。
報道内容への疑問提起
鈴木貴子議員は、番組が衆院選で比例代表で当選した自民党新人議員の取材において、選挙期間中の写真に重ねて「本来なら名前を売りたいであろうに、名前入りのタスキをかけていません」というナレーションを流した点を問題視しました。さらに、その後のインタビューで、あたかも議員が「当選する意志がなかった」かのように誘導するような構成に違和感を感じたと指摘しました。
衆議院総選挙の比例代表は政党名で投票する制度であり、純粋比例の候補者が個人名を強く表示することは、有権者に誤解や混乱を招く可能性があるため、氏名入りのタスキを用いないのは制度上当然の対応です。鈴木議員は、番組がこの制度的背景を踏まえず、あたかも特別な配慮や控えめな姿勢であるかのように描写することに疑問を呈しました。
番組側の謝罪と説明
鈴木議員のXへの投稿を受け、「バンキシャ!」の公式Xアカウントが報道内容について謝罪と訂正を行いました。その後、鈴木議員は番組の担当プロデューサーから連絡を受けたと明かし、「いわゆる純粋比例の候補者も名前入りタスキをかけるという認識」での構成だったことを伝えられました。鈴木議員は、事実に基づいた取材と報道を強く求めました。
番組が訂正したポイント
番組は、北海道ブロックで当選した自民党の村木汀氏の取材において、「選挙戦中の写真を見るとアピールしたいはずの名前が入ったタスキをつけていない」と指摘した上で、村木氏が「当選する可能性は低いと思っていました」などとコメントされていることを紹介しました。しかし、村木氏は比例代表単独候補であり、名前の入ったタスキはしないのが通常の運用でした。番組は、この認識不足により、あたかも村木氏が「当選する可能性は低いと思っていたから名前の入っているタスキをしていなかった」との印象を与えるような紹介をしてしまったことを認め、村木氏をはじめ関係者へ謝罪しました。
今回の件は、報道番組が政治的な報道を行う際に、制度や背景を正確に理解し、客観的な視点で報道することの重要性を示唆しています。
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