新国立劇場オペラ、2026/27シーズンを発表!話題の新制作3作品と人気レパートリー
新国立劇場が、2026/27シーズンのオペラ公演ラインアップを発表しました。1月20日の会見では、オペラ芸術監督の大野和士氏がオンラインで参加し、多彩な魅力を届ける全10演目(47公演)を紹介しました。シーズンは今年10月から来年7月まで上演されます。
新制作3作品で見せるオペラの多様性
今回のシーズンで注目は、現シーズンより1本増えた新制作3作品です。喜劇、心理劇、そしてシェイクスピア悲劇と、オペラの多様な顔を体験できるラインナップとなっています。
ロッシーニ《イタリアのトルコ人》:笑いと駆け引きのオペラ・ブッファ
シーズン開幕を飾るのは、ロッシーニのオペラ・ブッファ《イタリアのトルコ人》。気まぐれなヒロインを中心に展開される恋愛喜劇は、軽快な音楽とドタバタな展開で観客を魅了します。演出には、大野氏も高く評価するロラン・ペリー氏を迎え、フォトノベルをコンセプトにした斬新な舞台が期待されます。指揮はアレッサンドロ・ボナート氏、ヒロインのドンナ・フィオリッラ役には、繊細な歌声でオペラファンを魅了したクラウディア・ムスキオ氏が務めます。
ブリテン《ピーター・グライムズ》:20世紀オペラの金字塔、人間の深淵を覗く
大野氏自身が指揮を務めるのは、ブリテンの傑作《ピーター・グライムズ》。漁村社会で孤立する主人公の悲劇を通して、集団と個の緊張関係を描き出します。新国立劇場初登場のロバート・カーセン氏による演出は、映像や照明を効果的に用い、主人公の内面と集団心理の暴力性を現代的に表現。グライムズ役にはブランドン・ジョヴァノヴィッチ氏、エレン役にはサリー・マシューズ氏が名を連ねています。
ヴェルディ《マクベス》:シェイクスピア悲劇を彩る、濃密な音楽ドラマ
シーズンのフィナーレを飾るのは、ヴェルディの《マクベス》。シェイクスピアの悲劇をオペラ化した作品で、権力への野心に取り憑かれたマクベス夫妻の転落を描きます。演出はロレンツォ・マリアーニ氏が担当し、冷たい緊迫感と劇場的なカタルシスを追求。指揮はカルロ・リッツィ氏が務め、マクベス役にはエルネスト・ペッティ氏、マクベス夫人役にはカレン・ガルデアサバル氏が起用されています。
人気レパートリーも充実
新制作に加え、モーツァルト《フィガロの結婚》、プッチーニ《トスカ》、R.シュトラウス《サロメ》、《ばらの騎士》、ヴェルディ《ファルスタッフ》、チャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》、マスカーニ/レオンカヴァッロ《カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師》など、人気レパートリーも上演されます。
チケット料金の値上げについて
新シーズンからは、チケット料金が席種によっておよそ2,000円程度値上げされることが発表されました。ファンにとっては悩ましいニュースですが、より質の高い舞台体験を提供するための措置としてご理解ください。
新国立劇場のオペラ新シーズンは、オペラファンだけでなく、初めてオペラに触れる方にもおすすめです。ぜひ劇場で感動を体験してください。
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