スピードスケート女子団体追い抜き、日本が“追い抜かない”新戦術で金メダルへ!
2大会ぶりに金メダルを目指すスピードスケート女子団体追い抜き。日本代表(高木美帆、佐藤綾乃、堀川桃香、野明花菜)は、従来の戦術を覆す“先頭交代をしない”という大胆な新戦術で、17日夜にオランダとの準決勝に臨みます。
平昌金、北京銀から戦術転換!なぜ“追い抜かない”のか?
スピードスケートの団体追い抜きは、チームワークと戦略が勝敗を分ける競技です。過去2大会では、各チームが先頭交代を繰り返しながら、互いのペースを崩し、優位に立とうとするのが一般的でした。しかし、近年、先頭交代をしないという新しい戦術が世界的に広がりを見せています。
先頭を滑る選手は空気抵抗を強く受けるため、体力消耗が激しいのが難点。交代で負担を分散するのがこれまでの主流でしたが、交代の際に生じる減速がタイムロスにつながることも事実でした。そこで注目されたのが、先頭選手を後方2人がお尻付近から押す「プッシュ作戦」です。
プッシュ作戦のメリットとリスク
プッシュ作戦は、先頭選手の減速を抑え、タイム向上に貢献する可能性を秘めています。しかし、前後の選手が非常に近い距離で滑る必要があるため、接触や転倒のリスクが高まるというデメリットも存在します。日本代表も、このリスクを承知の上で、ミラノ五輪に向けてプッシュ作戦を徹底的に練習してきました。
準決勝、強豪オランダとの激突!
17日夜10時52分から始まる準決勝では、スピードスケート強豪国であるオランダと対戦します。オランダも同様に先頭交代をしない戦術を採用していると見られ、“追い抜かない”戦術同士の激突は、見応えのある展開となりそうです。日本代表は、新戦術を最大限に活かし、18日午前0時47分からの決勝進出を目指します。
団体追い抜きは、英語で「チームパシュート」とも呼ばれ、「追いかける」という意味の言葉が由来となっています。しかし、皮肉にも、今大会の金メダルレースでは、“追い抜かない”という戦略が、日本代表を勝利へと導く鍵となるかもしれません。
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