坂本花織、重圧を乗り越えSP2位発進! 中野園子コーチの“説教”とメンタル術が光った
フィギュアスケート女子シングル、ミラノ・コルティナ五輪のショートプログラム(SP)で、坂本花織選手(25=シスメックス)が77.23点を獲得し、2位発進となりました。逆転での金メダルを目指す坂本選手にとって、上々のスタートです。SP前日には重圧で涙を流していた坂本選手ですが、そのメンタルの強さが際立ちました。
涙を乗り越えたSP
3本のジャンプを着氷し、スピンとステップは最高難度のレベル4を獲得。演技後、坂本選手は「いつも通りの緊張がありながらも、滑っている間はすごい楽しかった。満足度はめっちゃ高かった」と笑顔を見せました。恐怖に打ち勝ち、両手で拳を握る姿は、エースとしての矜持を示していました。
中野園子コーチとの信頼関係
坂本選手は20年以上、中野園子コーチの熱血指導を受けています。厳しさに愚痴をこぼすこともありますが、2人の間には揺るぎない信頼関係があります。小学校時代からの友人であるプロスケーター・山隈太一朗氏が、その関係性を証言します。
「勝つ」という熱量
山隈氏は「シニアの選手になってくると『自分がどう滑りたいからこうしたい』とかいろんな欲が出てくる。だけど、坂本選手と中野先生は勝負の世界で勝つという最大限の目標に対して、マックスの熱量で矢印が向いている」と語ります。2人の間には、勝利への強い思いが共有されているのです。
練習中の激しい“説教”と切り替え術
練習中には大ゲンカをすることもあるとのこと。「現役の時にそこまで一緒に試合に行っていたわけではないけど、僕でも(坂本が)怒られているところは見た。怒られている時は聞き流している感じはなくて、本気でうわってなっている」と山隈氏は明かします。しかし、練習が終わればすぐにケロっとしているといい、「本気で向き合った後にスイッチを切り替えられるのは、なかなかできない」と驚きを隠せません。
苦しさを苦しみと捉えないメンタル
過去には北京五輪で銀メダル、世界選手権で3連覇を達成するなど、数々の重圧に打ち勝ってきた坂本選手。山隈氏は「昔からキツい練習の時でも楽しそうにしていた。苦しさを苦しみと捉えない感じかな。キツい練習の後でも普通に遊べたりとか、そのオン、オフの切り替えができるので、追い込まれているのに追い込まれないようなメンタリティーを持っているのでは」と分析します。
フリーに向けて
2日後のフリー(日本時間20日)は、首位の中井亜美選手(17=TOKIOインカラミ)を追う立場となります。坂本選手は「もちろん追いかける方が楽なので、最後の最後まで追いかける立場でいさせてくれる亜美ちゃんに感謝」と攻めの姿勢をみせました。頂点への扉を切り開くべく、フリーでの演技に期待が高まります。
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