渡部暁斗の引退レース飾れず…次世代エース山本涼太、転倒も「背中を追いかけたい」
2026年2月19日、イタリア・ミラノ・コルティナ冬季五輪のノルディック複合団体スプリントで、今季限りでの引退を表明している渡部暁斗選手(37=北野建設)の五輪最終戦が終了しました。山本涼太選手(28=長野日野自動車)とのペアで臨んだ日本代表は、6位に終わり、4大会連続のメダル獲得はなりませんでした。
大雪の中の激戦、メダル争いも転倒で脱落
前半の飛躍で渡部選手が119メートルを記録し、チームは3位で後半の距離リレー(2×7.5キロ)へ。渡部選手が2周目(チーム3周目)で先頭集団に加わり、メダル争いを繰り広げました。しかし、チーム8周目に山本選手が転倒。上位3チームとの差が広がり、メダル獲得の可能性は消えました。
山本涼太、渡部暁斗への惜別と決意
レース後、テレビインタビューで山本選手は「これで暁斗さん引退するんですか?」と問いかけ、「背中を追いかけてきた暁斗さんが引退する最後のタッチまで良い展開でやりたかった」と悔しさを滲ませました。その上で「オリンピックでコンバインドを続けていってほしいですし、成績を出し続けることで、多くの人に見てもらえる環境を作りたい」と、競技の未来への決意を表明しました。
次世代エースへ、世界選手権での表彰台を目指す
渡部選手から「後継者」として期待されることについて、山本選手は「託していただいていいんですか?」と謙遜しつつも、「まずは世界選手権で表彰台に乗ること、そして暁斗さんを超えられるような成績を残したい」と力強く語りました。3月15日のW杯最終戦(オスロ)まで、渡部選手は競技を続行するため、山本選手は「最後の最後まで背中を追いかけてやっていきたい」と、師への感謝と決意を新たにしました。
渡部暁斗選手の引退レースは、メダル獲得とはなりませんでしたが、山本涼太選手をはじめとする次世代の選手たちが、その「背中」を追いかけ、新たな日本ノルディック複合の時代を築いていくことが期待されます。
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