国民的RPG『ファイナルファンタジー』誕生から38年!映画的な演出と壮大な物語の原点を振り返る
1987年12月18日。国民的RPGとして知られる『ファイナルファンタジー』シリーズの第1作が、ファミリーコンピュータ向けに発売されました。今から38年前のことです。実は当初のタイトルは“ファイティングファンタジー”だったという裏話も。今回は、シリーズの原点となった初代『ファイナルファンタジー』の魅力に迫ります。
天野喜孝氏の独創的な世界観が光るパッケージ
本作の発売当時、ユーザーを最も惹きつけたのは、天野喜孝氏によるパッケージイラストだったのではないでしょうか。菊地秀行氏の小説『吸血鬼ハンターD』シリーズや『魔界都市〈新宿〉』などのイラストを手がけた天野氏のイラストは、他のファミコンソフトのパッケージとは一線を画す、独創的な世界観を表現していました。主人公が正面を向かない構図も、当時としては斬新でした。
オープニング演出がもたらした衝撃
ゲーム本編もまた、独創性に満ち溢れていました。特に、序盤のボスガーランドを倒し、橋を渡って未知なる大地へと旅立つ場面で流れるオープニング演出は、多くのプレイヤーに衝撃を与えました。王国のお姫様を救出するという冒険が、これから始まる壮大な物語へのプロローグだったと知った時のドキドキ感は、今でも鮮明に覚えている人もいるでしょう。
シリーズを通して受け継がれる映画的な演出
『ファイナルファンタジー』シリーズは、その映画的な演出が高く評価されていますが、そのドラマ性は初代から一貫して受け継がれています。子どもはもちろん、大人も楽しめる作品として、幅広い層に支持されました。
シリーズファンにはたまらない“あの橋”
ガーランドは『ファイナルファンタジー』シリーズの重要なキャラクターであり、関連作品として話題となった『STRANGEROFPARADISEFINALFANTASYORIGIN』でも重要な役割を果たしています。本作をプレイしたシリーズファンは、特に橋を渡るシーンで感動したことでしょう。この橋は『ディシディアファイナルファンタジー』や『ワールドオブファイナルファンタジー』にも登場しており、「FFといえば、この橋だよね」と懐かしむファンも多いはずです。
ジョブシステムとクラスチェンジの驚き
本作は、4つのクリスタルを巡る物語で、ジョブシステムを採用しています。戦士、シーフ、モンク、赤魔術士、白魔術士、黒魔術士の6種類のジョブがあり、条件を満たすことで上級職にクラスチェンジできました。クラスチェンジ前はデフォルメされた可愛らしい姿でしたが、クラスチェンジ後はリアルな等身大のマッチョなグラフィックに変化する点は、当時のプレイヤーにとって大きな驚きでした。
バハムートとガーランドの真実
クラスチェンジの条件は、ドラゴンの王バハムートに勇気の証である“ねずみのしっぽ”を持っていくことでした。バハムートといえば、『3』以降の作品に登場する召喚獣が有名ですが、実は初代から登場していたことを知っている人は少ないかもしれません。そして、終盤でガーランドが語る真実は、プレイヤーを驚かせ、ストーリーのクオリティの高さを証明しています。35年以上経った今でも楽しめる、完成度の高い作品です。
いま遊ぶならピクセルリマスター版がオススメ
現在、初代『ファイナルファンタジー』はピクセルリマスター版として、NintendoSwitch、プレイステーション4(PS4)、XboxSeriesX|S、PC(Windows)、スマートフォン(iOS、Android)でプレイできます。斜め移動やダッシュ、オートモードなどが追加され、より遊びやすくなっているので、この機会にぜひシリーズの原点を体験してみてください。
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