コロナ禍で売上9割減も…『地球の歩き方』編集長が語る逆転の発想!「ジョジョ」や「戦国」をテーマにした理由とは?
長年愛される海外旅行ガイドブック『地球の歩き方』が、コロナ禍という未曾有の危機に直面しながらも、新たなテーマを取り入れ、生き残りを図っています。その裏には、編集長・由良暁世氏の独自の視点と果敢な挑戦がありました。
海外旅行ガイドブックが、なぜ漫画や歴史に?
海外への個人旅行者をターゲットにしてきた『地球の歩き方』が、近年、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』、戦国時代、昭和レトロといったテーマを扱うようになったのは、なぜでしょうか?
由良編集長は、コロナ禍で売上が9割も減少した苦境を乗り越えるため、「旅行者の興味を引くには、行き先だけでなく、その場所の文化や歴史、人々の生活に寄り添う情報も重要だ」と考えました。そして、多くの人が興味を持つ漫画や歴史、懐かしい昭和レトロといったテーマに焦点を当てることで、新たな読者層を開拓しようと試みたのです。
編集長の海外経験が育んだ視点
由良編集長は、学生時代から海外旅行を積極的に行ってきました。イタリアでの西洋美術鑑賞、ニューヨークでの舞台体験、ウィーンでの偶然の再会など、数々の貴重な経験が、彼女の旅行者目線を育んでいます。
「現地の協力者もいますが、取材の多くは編集スタッフが日本から出国するところから始まります。空港や飛行機内でのトラブルなど、あくまで旅行者目線の情報を届けたいからです。」と由良編集長は語ります。トラブル事例を誌面に盛り込むことで、読者が安心して旅行を楽しめるよう、具体的な対策を提示しています。
ピンチをチャンスに変える発想力
コロナ禍という未曾有の危機を、由良編集長は新たなチャンスと捉えました。旅行に行けない状況だからこそ、「旅への憧れ」や「旅の準備」に焦点を当て、漫画や歴史といったテーマを通じて、読者の心を掴もうとしたのです。
この逆転の発想が、苦境を乗り越え、新たな道を切り開くきっかけとなりました。『地球の歩き方』は、これからも読者の好奇心を刺激し、旅への情熱を育み続けるでしょう。