橋本環奈「マジ号泣案件」!向井理との熱演秘話、ドラマPが語る「ヤンドク!」最終回見どころ
橋本環奈主演の月9ドラマ「ヤンドク!」が3月23日(月)に最終回を迎えます。脳神経外科医・湖音波(橋本環奈)が、恩師・中田(向井理)の病と、病院の過失にどう向き合っていくのか。目が離せない展開が待っています。WEBザテレビジョンが、プロデューサーの高木由佳氏と貸川聡子氏にインタビュー。橋本環奈と向井理の演技秘話から、最終回の見どころまで語ってもらいました。
元ヤン脳神経外科医が医療現場を改革!
「ヤンドク!」は、高校を退学した元ヤンキー娘・田上湖音波(橋本環奈)が、猛勉強の末に脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に寄り添いながら医療現場を改革していく痛快医療エンターテインメントです。向井理は、湖音波が脳神経外科医を目指すきっかけになった人物で、湖音波を都立お台場湾岸医療センターに呼び寄せた医師・中田啓介役を演じています。
ファン感謝祭で実感した視聴者の熱量
――最終回直前となりましたが、視聴者からの反響はどのように感じましたか?
高木:これまでドラマの放送中にイベントをすることがほとんどなかったのですが、今回は途中でファン感謝祭を実施しました。環奈さんのご希望と、制作陣も視聴者の熱量を感じていたので、交流できる機会があればいいなと。そこで、物語に関するマニアックなクイズを行ったんです。例えば、湖音波が元働いていた岐阜の病院名は?とか、INIの許豊凡さんが演じるソン先生が中学生の時に住んでいた地域は?というような、隅々まで見ていないと答えられない問題でした。それを答えてくださって、本当に見て楽しんでいただけているんだなと感じました。面白いという感想以上に、嬉しかったですね。
貸川:本当にそうでしたね。あと、毎週のオンエアでのリアクションもたくさんいただいていて。今作ではコミカルなシーンも多いですが、橋本環奈さんはコメディエンヌなので、面白さはあるんですけれど、それと同時に医療に関するメッセージを真摯に受け取ってくださっている感想が多いなと思って。それが伝わっているのが嬉しいです。
橋本環奈の魅力を引き出すために
――橋本環奈さんを起用した理由は?
高木:もともと企画があって橋本さんをキャスティングしたわけではないんです。私と貸川さんが一緒に連ドラをやらせていただくのは2度目なのですが、お互い橋本さんと過去にお仕事したことがあって。私は橋本さんが20歳のときで、貸川さんは彼女が18歳のとき。それで、20代後半の橋本環奈さんとやってみたいよねという話になって、事務所にスケジュールを伺いました。このタイミングでできると決まってからは、どういうテーマを橋本さんが演じたら面白いか、コメディエンヌだけじゃない、彼女の人間性の魅力みたいなのを出せるものは何かと考え、ドラマで言うと「GTO」や「ごくせん」のような、世間の壁を強いマインドで崩してくのがいいかもねとなりました。さらに、月9という枠でしたので、警察や医療、弁護士ものというのが基本の軸にあるので、そことわれわれが知っている“真の橋本さん”のキャラクターを存分に出せる企画はなんだろうとなったとき、ヤンキー×医療が思い浮かびました。そのテーマで探していたら、本当に実在の先生がいらっしゃると知り、2人で取材に伺いました。なので、どちらかというと当て書きに近いかたちで考えていったという感じです。
――向井理さんのキャスティングはいかがでしょうか。
高木:向井さんは私が「パリピ孔明」という作品で、連ドラと映画で、宣伝も合わせたら2年ほどご一緒させていだきました。そのときに、さらっといろんなことをされちゃうことがあったんです。嫌味なく核心をつくことをさらっと言うし、逆にいいこともさらっと言っちゃうみたいな。今回の中田という役は、その向井さんのイメージと似ているなと思ってお願いしました。橋本さんと向井さんは初共演なのですが、ここまで師弟関係を出すことができて、相性もあったと思うのですが、本当におふたりをキャスティングしてよかったなと思いました。
号泣シーンの裏側!
――印象に残っているシーンはありますか?
高木:たくさんありますよね。
貸川:第1話の湖音波が事故に遭って、手術から目が覚めて親友が死んだと聞いたあとの橋本さんのお芝居。予想以上の熱量で、あそこまでシリアスに全身全霊で泣く姿に驚きました。監督も、私も、現場で泣いてしまいました。
高木:あと、第10話ですね。中田が初めて今までの気持ちをスタッフルームで湖音波に打ち明けるシーン。監督に抑えてと言われるぐらいに、橋本さんも向井さんも感情が入り過ぎて泣いてしまって。橋本さんは前室に入ってくるたびに、「マジ号泣案件だよ」と言いながら撮影に挑まれていました。あの日は、ほぼ2人だけの撮影だったこともあって、2人で話す時間も長かったでしょうし、そこまでに俳優同士で食事されたり、プライベートも含めてけっこう仲良くなっていたというのもあって、グッと感情が入ったみたいです。おふたりの熱量高い演技が印象的でした。
撮影現場を盛り上げた橋本環奈の座長ぶり
――撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
高木:毎日楽しそうで、飲み会みたいな感じでした。もちろんお酒は飲んでいませんが、みんなわちゃわちゃしてて。撮影現場の前室では、脳外チームは基本的に真ん中にあるテーブルを囲んで、みんなで丸くなっておしゃべりしていました。ドラマのSNSでオフショットが投稿されていると思うのですが、本当にあのまま、もしくはもっと騒がしい可能性もあるみたいな。それもキャストだけでなく、スタッフも含めて楽しくしていて。それはすべて座長の橋本さんの人柄があるからだと思いました。100人ぐらいいるスタッフの名前を全員覚えていて、気軽にみんなとしゃべっていたので、とても明るい現場でしたね。
貸川:本当、そういう感じでしたね。橋本さんの座長ぶりでいうと、いくつ目があって、いくつ体があるんだろうというぐらい、元気かつ気配りと目配りの人。主演女優だけど、助監督でもあり、制作部であり、なんならAPであり、プロデューサーであり、SNS担当までやっちゃうみたいな。「今、このオフショット撮りなよ!」みたいなアドバイスもくれたり。
高木:(笑)
貸川:でも、でしゃばっているということではなくて、気がついちゃうんです。ここはこうじゃないかとか、こうだったよというのをさらっと言ってくれて。それがちゃんと正しいので、みんながそうだよねとなる。本当に助けられて、それを含めて見事な座長ぶりでした。
最終回の見どころは?
貸川:湖音波が中田に紹介状を出した1年前の件で、第10話で真相がかなり明らかになりましたが、その出来事が今度は病院をどう揺るがしていくのかというのが焦点になります。もちろん、中田の病状の行方も。湖音波と中田という師弟関係がやはりお話の中心になるので、2人がどうなっていくのかという関係性も含めて、楽しみに見ていただけたらなと思います。
高木:中田がいなくなったあと、脳外チームがどうなっていくかというところにも注目してほしいです。
――本作を通して、伝えたいことは?
高木:この作品を見て、脳外や心臓外科などに興味を持ち、ドクターになりたいなーと思う人が一人でも増えればいいなと思います。実は私は、「やまとなでしこ」を見て、CAになろうと思ったことがあるんです。CAになりたい、キラキラしたい(笑)と願った自分もいたので、やはりエンタメってそういう力があると思うんです。ドラマを見て、一つの夢がふくらんだり、憧れる選択肢が増えたらいいなという思いを込めています。