ビビる大木、ロケ骨折で死を意識…「人を傷つける笑いはやりたくない」と語る
お笑いコンビ「ビビる」の大木さん。現在は“お笑い中間管理職”として活躍する大木さんが、自身の転機となった1998年のロケ骨折事故について語りました。自身の体験を通して、笑いに対する価値観が大きく変化したというエピソードをご紹介します。
コンビ時代の苦悩とアクシデント
1995年に大内登さんと「ビビる」を結成し、2002年に解散。その後もテレビ番組への出演が途絶えることなく、現在ではTBS系『ラヴィット!』の火曜レギュラーを務めるなど、第一線で活躍を続ける大木さん。しかし、その活躍が順風満帆だったわけではありません。
「ようやく仕事が増えてきた、というタイミングで、背骨を折って入院して仕事を休んでしまったんです」と、コンビ時代にスキー場でのロケ中に起きた衝突事故を振り返りました。相方も脳挫傷を負うという大怪我でした。
病室で感じた「笑えない現実」
入院中、看護師さんの会話から生死を意識せざるを得ない状況に直面。テレビが唯一の娯楽だったある日、ある芸人が発した過激な言葉が、大木さんの心に深く突き刺さりました。
「『うるせーな!おまえなんか死んじゃえよ!』というつっこみがあったんです。テレビの中では笑い声が聞こえるんですが、病室はシーンとなって。そのとき思ったんです。『五体満足な状態で、そして家で観ていたら笑えることも、病院で観ると笑えないんだな』と。」
笑いに対する意識の変化
入院中の患者さんの気持ちを想像し、「自分みたいに入院中、やることがないからテレビを楽しもうと思って観ている人ってたくさんいるよなあ」と改めて気づかされた大木さん。
「精神的に参っちゃっているときは、楽しいものがいいですもんね。そこを目指さなきゃなあと思いました」と、人を傷つけるような笑いは避け、誰もが楽しめるような笑いを追求するようになったと語っています。
この経験を通して、大木さんは笑いに対する倫理観を確立し、現在のお笑い活動に繋げているのです。