【F1アブダビGP】衝撃！ハミルトンまさかの大クラッシュ！フェラーリは挙動に大苦戦、予選に向けて暗雲か？

アブダビGPFP3、まさかのハミルトン大クラッシュで赤旗中断！

F1最終戦となるアブダビGP、その2日目のフリー走行3回目（FP3）は、まさかの大波乱で幕を開けました。
セッション開始からおよそ30分、F1界のレジェンド、ルイス・ハミルトン選手（フェラーリ）が突然スピンを喫し、バリアに激しくクラッシュ！この事故により、セッションは赤旗中断を余儀なくされました。

ハミルトンのクラッシュ原因は？フェラーリの“気難しい”挙動に苦戦か

車載映像を解析すると、ハミルトン選手のマシンは走行中に「ボトミング」と呼ばれる現象を起こしていたようです。
これは、F1マシンの車体下部が路面に接触してしまうことで、一時的にダウンフォース（車体を路面に押し付ける力）が失われ、急激にマシンが制御不能になる（スナップ）ことがあります。今回も、この現象がスピンにつながった可能性が高いと見られています。
映像では、スナップの直前からハミルトン選手がすでにマシンを抑え込もうとしている様子が確認でき、フェラーリのマシンが依然として非常に扱いが難しいことを示唆しています。
さらに、前方を走るマシンの巻き起こす乱気流（タービュランス）や、コーナー進入時にわずかに縁石に乗り上げた際に底を打って火花が散ったシーンも捉えられており、複合的な要因が重なったのかもしれません。
フェラーリチームは、予選までの短い時間でマシンの大規模な修復作業に取り組まなければならず、これは大きな痛手となるでしょう。

赤旗中断が各チームに与える深刻な影響とは？

F1のフリー走行では、赤旗が出てもセッションの残り時間が止まることはありません。そのため、今回のハミルトン選手のクラッシュによる中断は、各チームにとって非常に貴重なセットアップ確認の時間を奪う結果となりました。
特に最終戦では、予選や決勝に向けてマシンを最高の状態に調整することが極めて重要。その時間が削られることで、それぞれのチームの準備に大きな影響が出ることは避けられません。

ドライバーが不満を漏らす「重くて硬い」F1マシン

実は、ハミルトン選手やフェルナンド・アロンソ選手（アストンマーティン）といったベテランドライバーたちは、現在の「重くて硬く、扱いにくい」グランドエフェクトカーの挙動に不満を抱いています。
彼らは、2026年の新レギュレーションによって、このドライビングの難しさから解放されることを強く期待しているようです。
今回のハミルトン選手のクラッシュは、そうした現在のF1マシンの“気難しさ”を象徴する出来事だったのかもしれません。

予選に向けて波乱含み！注目が集まるアブダビGP

予期せぬクラッシュと赤旗中断により、FP3は波乱の幕切れとなりました。
ハミルトン選手のフェラーリが予選までにどこまで修復できるのか、そしてセットアップ時間が削られた各チームがどのようなパフォーマンスを発揮するのか。
F1アブダビGPの予選は、さらに目が離せない展開となりそうです。