『エクソシスト』原作者が描く狂気の深淵!日本初公開のカルト傑作『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』
シネマート新宿で開催中の特集上映「新宿ハードコア傑作選」で、ついにカルト的な人気を誇る『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』(1980年)が日本劇場初公開されました。『エクソシスト』(1973年)の原作・製作者であるウィリアム・ピーター・ブラッティ監督のデビュー作であり、同監督の『エクソシスト3』(1990年)と合わせて“信仰の神秘”三部作と称される異色の傑作です。
衝撃の舞台設定と個性的なキャラクターたち
物語の舞台はヴェトナム戦争末期。アメリカ政府は、戦場で精神を病んだ軍人たちの精神状態を調査するため、秘密の療養所「第18号施設」を設立します。そこに赴任した精神科医ケーン大佐(ステイシー・キーチ)を迎えるのは、ズボンを盗まれパンツ姿で出迎えるフェル軍医(エド・フランダース)をはじめ、風変わりな患者たちばかり。
月ロケット打ち上げ寸前に発狂した宇宙飛行士カットショウ(スコット・ウィルソン)は、神の存在意義を問いかけ、ケーンに聖クリストフォロスのメダルを託します。一方、犬を使った芝居に悪戦苦闘するリノ中尉(ジェイソン・ミラー)は、狂気の本質をシェイクスピア演劇から読み解き、ケーン自身を疑い始めます。
封印された狂気が覚醒する…
ケーンは次第に悪夢と幻覚に苛まれ、戦地で恐れられた“キラー・ケーン”の記憶を取り戻していきます。脱走したカットショウがバイカー集団から凄惨な暴行を受けていることを知ったケーンは現場へ急行。そこで彼は、ついに封印していた狂気に覚醒してしまうのです。
哲学と神学、そして破壊的なユーモアが融合
ウィリアム・ピーター・ブラッティ監督は、元々コメディ映画を得意としていましたが、本作では哲学・神学的なテーマと破壊的なユーモアを巧みに融合させています。かつてチャールトン・ヘストンに注目されたものの、実現に至らなかった脚本が、ついに日の目を見る形となりました。『エクソシスト』ファンはもちろん、カルト映画や衝撃作を求める映画ファンにはたまらない作品です。
ぜひ、シネマート新宿で『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』の衝撃を体感してください。