なんJ大好き民のトレンドニュース

ロボット掃除機「ルンバ」製造のアイロボット、ついに破産申請!今後の展開は?

投稿日:2025年12月15日

ロボット掃除機「ルンバ」で有名なアメリカのアイロボットが、14日、米デラウェア州の連邦破産裁判所に連邦破産法11条の適用を申請しました。これは、日本の民事再生法に相当する手続きです。

破産に至った背景

アイロボットは、長年にわたり収益の減少に苦しんでおり、今月に入って破産の可能性を示唆していました。今回の破産申請は、主要サプライヤーであり貸し手でもあった深圳市杉川機器人サントラム香港との間で、再建支援合意に達したことがきっかけです。

再建案では、掃除機メーカーの杉川機器人が、再編後のアイロボットの全株式を取得することになります。残念ながら、既存の普通株式は価値を失う見込みです。

事業継続と今後の見通し

アイロボットのCEO、ゲーリー・コーエン氏は、「今回の発表は、アイロボットの長期的な将来を確保する上で極めて重要な節目になる」とコメントしています。破産手続き中も、事業は継続され、従業員への責務を果たし続けるとのことです。また、ベンダーやその他の債権者への支払いは、裁判所の監督下で期日通り全額行われる予定です。

ルンバの歴史と課題

1990年にマサチューセッツ工科大学(MIT)のエンジニア3人によって設立されたアイロボットは、30年以上にわたり5000万台以上のロボットを販売し、初期には大きな成功を収めました。しかし、近年はサプライチェーンの逆風競争の激化により、2021年以降、収益が減少に転じていました。

さらに、期待されていたアマゾン・ドット・コムによる買収も、規制当局の懸念により実現しませんでした。これらの要因が重なり、今回の破産申請に至りました。

今後のルンバに注目

アイロボットの破産申請は、ロボット掃除機業界に大きな衝撃を与えています。今後の再建計画や、杉川機器人による経営がどのようにルンバの未来を左右するのか、注目が集まります。

bloomberg.co.jp

カテゴリー

キーワード

← トップに戻る

コメント一覧

まだコメントはありません。

← トップに戻る

コメントを投稿する