ダルビッシュ有、復帰に含み？「今はそこまで考えていない」手術後の心境を語る

10月下旬に右肘の手術を受けたダルビッシュ有選手（パドレス）が、地元サンディエゴで行われたチャリティーイベントで、自身の復帰について意味深な発言をしました。来季全休が決まっている状況下、今後のキャリアについて語ったダルビッシュ選手の言葉に、ファンやメディアから様々な憶測が飛び交っています。

手術後のリハビリに集中

ダルビッシュ選手は、現在懸命なリハビリに取り組んでいます。イベントでは「本気で投げることについて考えているわけではありません」と慎重な姿勢を見せました。そして、「今はただ右腕のリハビリに集中しているだけです。もしまた戻りたいという気持ちが湧き、マウンドに立てるという自信が出てきたら、その時は戻る選択もします。でも今はそこまで考えていません」と、復帰への具体的な考えは現時点ではないことを明かしました。

引退の可能性も？

この発言を受け、MLB公式サイト『MLB.com』は「現役最も華々しい実績を持つ投手の一人が、そのキャリアに幕を下ろす可能性もある」と報じています。来年8月に40歳を迎えるダルビッシュ選手は、今季も右肘の不調を抱えながら投げ続け、2度目のトミー・ジョン手術を受けることになりました。

契約と球団との関係

ダルビッシュ選手とパドレス球団の間には、残り3年で約71億3000万円の契約金が残っています。もし引退となれば、この契約金はパドレスの給与総額から外れることになります。全休する来季については、「どんな形で自分が関わることができるのか。今はAJ・プレラーGMや球団とその話をしています」と、球団内での役割についても模索していることを明かしました。

最後の登板は…

ダルビッシュ選手の最後の登板は、ワイルドカードシリーズ第3戦のカブス戦で、わずか1回1/3でKOされました。『MLB.com』は「この秋の不運なポストシーズン登板が、メジャー最後のマウンドになる可能性もある」と指摘しています。今後のリハビリの経過や、ダルビッシュ選手の心境の変化に注目が集まります。

ココカラネクスト編集部