1920年代の空を駆け巡った伝説の旅客機「ユンカースF13」をプラモデルで再現!達人のプラモ術で歴史に触れる
1920年代、ヨーロッパの空を制した世界初の全金属製旅客機「ユンカースF13」。その先進的なデザインと堅牢な機体は、当時の航空界に革命をもたらしました。今回は、そんなユンカースF13を、ミニアートの1/48スケールプラモデルで再現するテクニックを、プロのモデラー長谷川迷人氏から伝授します。
ユンカースF13とは?
ユンカースF13は、1919年に登場したドイツの航空機メーカー、ユンカース社初の商用航空機です。木製や布張りの機体が主流だった時代に、新素材ジュラルミンを使用した全金属製の機体は、まさに先進的でした。波形ジュラルミン製の応力外皮は、見た目はトタン板のようですが、高い強度を誇り、安全な空の旅を支えました。
水上機としても活躍した多才な機体
整備された飛行場が少なかった当時、水上機としての需要が高く、ユンカースF13もフロートを装備した水上機仕様が作られました。海や湖、河川があれば離着水が可能で、離島への航路にも多くの機体が就航しました。日本にも水上機仕様の2機が輸入され、活躍しました。
達人が挑む!ミニアート「1/48ユンカースF13水上飛行機(初期型)」
今回のプラモデルは、ミニアートから発売されている「1/48ユンカースF13水上飛行機(初期型)」(価格:9900円)。キャビンに乗り込むためのドアが機体の両側に装備されており、当時の状況を想像させます。揺れる水上での乗り降りは、想像以上に大変だったことでしょう。
プロのモデラー、長谷川迷人氏とは?
長谷川迷人氏は、モーターサイクル専門誌や模型誌の編集者を経て、現在は模型製作のプロフェッショナルとして活躍されています。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作、原稿執筆を手がけています。タミヤ公式YouTubeチャンネルなどでもハウツーレビューを配信しており、その技術は高く評価されています。
ユンカースF13のスペック
乗員:2名
乗客数:4名
全長:9.59m
全幅:14.8m
全高:3.50m
エンジン:1×e
エンジン出力:160hp
最高速度:173km/h
航続距離:1,400km
ユンカースF13は、13年間で300機以上生産され、世界23カ国で使用されました。ルフトハンザでは43の路線で110機が運行され、民間航空路線で1938年まで活躍した傑作旅客機です。長谷川迷人氏の達人のプラモ術を参考に、ユンカースF13の歴史と魅力を、プラモデルを通して体感してみてはいかがでしょうか。
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る