Z世代メンズを席巻する「クォータージップ」現象!検索数2000%増の背景とは?
ここ数週間、Z世代の男性の間で、あるファッションアイテムが急激に人気を集めています。それは、クォータージップ。これまで、先生や若手ビジネスマンの定番スタイルだったこのアイテムが、高校生や大学生を中心に全米で爆発的な広がりを見せています。
なぜ今、クォータージップなのか?
11月頃からSNSでバイラル化した動画をきっかけに、ファッションブランドもこのトレンドに注目し、自社版のクォータージップを打ち出す動きも見られます。しかし、なぜ今、クォータージップがZ世代の心を掴んでいるのでしょうか?
様々な仮説が提唱されています。不安定な雇用市場の中、将来のキャリアを意識したスタイルなのか、あるいはパンデミック以降のカジュアル化への反動なのか…。
「自己定義の物語」としてのクォータージップ
BlackMenswearのCOOであるエヴァン・マーシャル氏は、特に有色人種の若い男性の間でクォータージップが支持されている理由を「自己定義の物語」だと語ります。
このトレンドは、ヴィンセント・ギャムフィ氏の投稿をきっかけに、若い黒人男性の間で急速に広がりました。マーシャル氏によると、「若い黒人男性たちは、自分たちがどう見られたいのか、そして何より、自分自身をどう捉えているのかについて、意図的な選択をしている」のだそうです。
「彼らはプロフェッショナル、起業家、クリエイター、リーダーとしての姿で現れることを選んでいる。それは、ステレオタイプへの静かな拒絶であり、自分自身の物語を自分で書いているという宣言でもある。クォータージップは、静かな自信を示すものだ。責任を引き受ける準備ができており、秩序を受け入れ、成長に向かう姿勢があることを示している」と、マーシャル氏は語ります。
クォータージップは、単なるファッションアイテムではなく、Z世代の自己表現の手段として、その存在感を高めています。
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る