『満州アヘンスクワッド』作画の鹿子さん、37歳で逝去…闘病から12日後 希少がんとの戦い
人気漫画『満州アヘンスクワッド』の作画を担当していた鹿子さんが、11月8日に37歳の若さで脈絡膜悪性黒色腫という希少がんのため逝去されました。講談社のヤングマガジン編集部が11月22日に発表しました。
突然の訃報…治療に専念することを報告からわずか12日後
鹿子さんは今年10月27日に自身のX(旧Twitter)で、2023年夏に脈絡膜悪性黒色腫と診断されたことを公表。治療に専念するため、連載を不定期にすると発表していました。その際、「この状況に強く抗って参る所存です」と前向きな言葉を残していましたが、そのわずか12日後に急逝されたのです。
『満州アヘンスクワッド』の今後の展開は?
原作の門馬司氏とのタッグで描かれた『満州アヘンスクワッド』は、2020年4月からコミックDAYSで連載を開始し、2021年9月にヤングマガジンに移籍。卓越した画力と丁寧な描写で多くの読者を魅了してきました。編集部によると、鹿子さんからは生前に「自分の身に何かあった場合は代筆の方を立てて物語を完結させてほしい」という遺志が伝えられており、編集部としてその想いを継ぎ、作品を完結させる方針です。代筆者の選定については未定とのことです。
脈絡膜悪性黒色腫とは?
脈絡膜悪性黒色腫は、年間50人程度が発症する希少がんです。初期症状はほとんどないものの、進行すると視界が欠ける、ぼやける、歪むといった症状が現れます。治療法は腫瘍の大きさによって異なり、進行した場合は眼球摘出となることもありますが、放射線治療による眼球温存治療も可能です。詳細については、
鹿子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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