「りくりゅう」三浦璃来、左肩脱臼も軽傷!2大会連続五輪へ「個人戦でのメダル獲得」目標
フィギュアスケートペアの三浦璃来選手と木原龍一選手(木下グループ)が、全日本選手権の翌日となる22日に都内で取材に応じました。2大会連続のオリンピック出場を決めた「りくりゅう」の二人は、今回の負傷と今後の展望について語りました。
左肩脱臼も「軽傷」と強調
全日本選手権のショートプログラム前、三浦璃来選手が左肩を脱臼するというアクシデントに見舞われました。しかし、トレーナーの応急処置を受け、なんとか滑りきり首位発進を果たしたものの、フリープログラムは棄権となりました。昨年も同様の怪我を経験している三浦選手は、「その時よりもひどくない。今は安静にして、すぐに練習に戻れるように」と軽傷であることを強調しました。木原選手も「今休めば来週から復帰できる。オリンピックを考えて棄権させていただいた」と説明し、慎重な判断であったことを明らかにしました。
北京五輪の経験を糧に、ミラノへ
前回の北京オリンピックでは、団体戦から個人戦までの10日間、三浦選手は調子を取り戻せず苦戦しました。「何をしてもタイミングが合わなくて、調子が戻らなかった」と振り返り、今回のミラノオリンピックでは「もうちょっと楽しく過ごしたい」と、経験を生かした心構えを語りました。試合前に恒例となっているゲーム「マリオカート」や「マリオパーティー」でリラックスして臨むことも明かしました。
ペアスケートの歴史を塗り替える目標
これまでのオリンピックで6大会に出場しているペア。北京大会では初の入賞を果たしましたが、表彰台には届きませんでした。木原選手は「僕たちが頑張ることによって、次世代にチャンスを残せたら2人で頑張ってきた意味がある」と、未来への貢献を意識しながら、「個人戦でのメダル獲得は日本の歴史にない。そこを目指して頑張っていきたい」と力強い目標を掲げました。これまで日本ペア初の世界選手権制覇や年間グランドスラムを達成してきた二人は、再び快挙を目指します。
三浦選手は、北京オリンピックからメンタル面での成長を実感しており、「前回は無知な状態で挑んでいた。4年前より自信を持って挑める」と、今回のオリンピックへの意気込みを語りました。木原選手も「オリンピック特有のことを、できる範囲でアドバイスできれば」と、チームジャパンへのサポートを約束しました。
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