H3ロケット、打ち上げ失敗–「みちびき5号」投入ならず、原因は2段目エンジンの早期停止
2024年3月22日午前10時51分、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、鹿児島県・種子島宇宙センターから、日本版GPS衛星「みちびき5号」を搭載したH3ロケット8号機を打ち上げましたが、打ち上げは失敗に終わりました。
打ち上げ状況と失敗の原因
打ち上げ当初は順調に進みましたが、2段目エンジンの早期停止が確認され、衛星「みちびき5号」の軌道投入はできませんでした。JAXAは現在、詳細な原因究明を進めています。
「みちびき」衛星とは?
「みちびき」は、日本独自の測位衛星システムで、GPSなどの既存システムを補完し、より正確な位置情報を利用可能にする目的で開発されました。特に、都市部や山間部など、GPS電波が届きにくい場所での測位精度向上に貢献します。今回の「みちびき5号」は、その性能をさらに向上させるための重要な役割を担っていました。
今後の展望
今回の打ち上げ失敗を受け、JAXAはH3ロケットの信頼性向上に向けた対策を講じる方針です。今後の打ち上げスケジュールについては、原因究明の結果を踏まえて改めて発表される見込みです。宇宙開発における日本の今後の動向に注目が集まります。
詳細については、
コメント一覧
まだコメントはありません。
← トップに戻る