ジャンボ尾崎さん、78歳で逝去 ゴルフ界に深い悲しみ…「最後の美学」と谷原秀人選手会長が追悼
日本のゴルフ界を長年牽引してきたジャンボ尾崎こと、尾崎将司さんが23日、S状結腸がんのため78歳で死去されました。長男の智春さんが24日に発表しました。その死は、ゴルフ界だけでなく、スポーツ界全体に深い悲しみをもたらしています。
圧倒的な強さと記録
尾崎将司さんは、プロ野球選手からプロゴルファーに転身後、その才能を開花させました。国内ツアーでは通算94勝という驚異的な記録を打ち立て、賞金王には12回も輝いています。その強さは、15年連続優勝、55歳241日での優勝、32年連続賞金シード資格獲得、そして66歳にして62ストロークというエージシュート達成など、数々の記録として今も語り継がれています。
関係者の追悼コメント
日本ゴルフツアー機構(JGTO)の諸星裕会長は、「突然すぎる訃報に接し、絶句しました。ゴルフ界は、あまりにも偉大過ぎる方を失ってしまいました」と深い悲しみを表明。尾崎さんの長きにわたる活躍と功績を称えました。
また、ジャパンゴルフツアー選手会の谷原秀人会長は、「ジャンボさん、と呼ばせていただきます。僕がプロ転向してすぐの頃から、とてもかわいがっていただきました」と、尾崎さんとの思い出を語り、「病名や症状は誰にも明かさなかった。たぶん、そういう姿を誰にも見せたくないし、知られたくなかったからではないか。最後の最後まで、そういう美学を貫く姿にも、真のプロゴルファー像を見せていただいた思いです」と、その生き様を尊敬の念を込めて語りました。
スポーツ界からの悲しみの声
JGTOの公式X(旧Twitter)も、「今までもこれからも男子ゴルフを語るに欠かせない、唯一無二の存在です。どうか安らかにお休みください。ありがとうございました」と追悼のメッセージを投稿しました。さらに、青学大駅伝部の原晋監督も、「享年78歳まだ早いではないか…」と惜しむ言葉を述べ、尾崎さんへの敬意を表しました。
ジャンボ尾崎さんの遺志は、間違いなく後世に引き継がれていくでしょう。安らかにお休みください。
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