古舘伊知郎、ジャンルなき世界で「八つ当たり」しながらも挑戦続ける!トークライブ「トーキングブルース2025」開幕
“しゃべり屋”古舘伊知郎(71)が、12月7日より東京・EXシアター六本木でトークライブ「古舘伊知郎トーキングブルース2025」をスタートさせました。来年1月からは福岡、名古屋、大阪、横浜と全国を巡る“しゃべりの巡礼”を行います。テーマは「2025」。“2時間ノンストップ”で古舘ならではのトークを繰り広げます。
トーキングブルースへの執着と、ライバルへの複雑な感情
古舘は、トークライブ「トーキングブルース」への並々ならぬ執着を告白。過去の苦労を振り返り、ライバル局の筑紫哲也キャスター(故人)の存在にも言及しました。
「昔、トーキングブルースでオチが見つからず苦吟していた時、たまたまテレビで筑紫さんが『今日はこんなところです』って言っているのを見たんです。それが、ウォルター・クロンカイトから持ってきた表現だと知って…」と古舘は語ります。筑紫さんのぶっきらぼうな締めくくりと井上陽水の楽曲が重なった瞬間に、古舘は嫉妬と苦しみを感じたといいます。
「俺が『こんなことが起きたけど、あんなことが起きて政権交代もしたし…』って言っても、誰が認めてくれるんだよ」と古舘は自嘲気味に語り、トークだけで聴衆の“情緒脳”に響くことの難しさを訴えました。
講談調やスタンダップコメディへの挑戦、そして神田伯山への嫉妬
古舘は、歌うように語るために講談調を取り入れたり、スタンダップコメディにも挑戦していることを明かしました。特に、講談でドラマ「愛の不時着」を実況したエピソードは興味深いものです。
その講談を、同じく“孤立活躍”をしていた神田伯山に聞いてもらったところ、神田伯山は古舘の実況調部分だけを評価し、講談については一切触れなかったといいます。
「実況調のところが唯一無二だと言ってくれたんです。それで、また嫉妬するわけですよ。講談うまいと思いやがって、なんなの」と古舘は笑いを誘いました。
八つ当たりとエネルギーの循環
古舘は、神田伯山への嫉妬や、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんのスタンダップコメディに触発された自身の挑戦を、「八つ当たりして、エネルギーをためて、ジャンルなき世界で頑張ろうと」と表現しました。古舘にとって、嫉妬は新たな挑戦への原動力となっているようです。
今年はスタンドアップ調でトークライブに臨む意気込みを語り、「みんな、忘れてるだろう、おい」といったフレーズで観客に語りかける予定です。
「古舘伊知郎トーキングブルース『2025』」公演日程
- 2026年1月18日福岡・Zepp福岡
- 2026年2月12日愛知・Zepp名古屋
- 2026年3月7日大阪・Zeppなんば
- 2026年3月20日神奈川・Zepp横浜
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