クリスマス消費、2年連続で縮小!「予定なし」が54%超え、でもケーキ需要は底堅い
今年もクリスマスが近づいてきましたが、消費者の様子は低調なようです。インテージが発表した調査結果によると、クリスマスの市場規模は2年前から約3分の2に縮小。「クリスマスに予定はない」と答える人が54.1%に達し、前年比で3%増となりました。
クリスマス市場の縮小と消費者の節約志向
調査は11月19日から25日にかけて、全国の15歳から79歳の男女5000人を対象に行われました。クリスマスに予定がある人の予算は1万6418円とわずかに0.5%増えましたが、昨年の大幅な減少(28%減)からの回復には至らず、市場規模は5.8%減の7274億円と推定されています。
クリスマスの予定について尋ねたところ、1位はやはり「予定はない」の54.1%。次いで「プレゼントを購入(自分用含む)」が26.0%、「自宅でパーティー」が24.2%と続きましたが、いずれも前年を下回っています。
「興味がない」「節約したい」が上位
予定がない理由の1位は、「興味がない・習慣がない」が約3割で突出。次いで「お金をかけたくない・節約したい」が2番手となりました。物価高騰の影響もあり、消費者の節約志向が強まっていることが伺えます。
ケーキ需要は依然として堅調
一方で、予定がある人の中では、「ケーキを食べる」という回答が4割を超え、底堅い需要を維持しています。ケーキの予算は3000円台が約3割と最も多く、2000円台が20%、4000円台が17%となっています。
クリスマスは24日に集中、前倒し消費は限定的
クリスマス料理やケーキを食べる日程は、今年は平日にも関わらず「24日」が6割弱、「25日」が2割超と集中する傾向にあります。外食や旅行などの高額消費は起きにくく、前倒し消費も限定的な状況です。
今年のクリスマスは、控えめな過ごし方をする人が増えそうですね。でも、やっぱりケーキは外せない!という人も多いようです。
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