ボクシング界のスター、井上尚弥選手（32）が、27日サウジアラビア・リアドで開催された「ナイト・オブ・ザ・サムライ」で、WBC2位アラン・ピカソ選手（25）に判定勝利を収めました。この勝利で、井上選手は世界戦通算27連勝という驚異的な記録を達成！元ヘビー級王者ジョー・ルイス氏や、元世界5階級制覇王者メイウェザー氏を抜き、世界最多記録を単独で塗り替えました。

試合内容と井上選手のコメント

試合後、井上選手は内容について「良くなかった」と振り返りつつも、来年実現の可能性のある中谷潤人選手（M・T）との対決について言及。当初は来年5月の東京ドームでの決戦が有力視されていましたが、試合前には大橋会長から「フェザー級への挑戦もあり得る」と告げられ、中谷戦の行方が不透明になっていました。

しかし、インタビュー中にインタビュアーのマイクを強奪するという前代未聞の行動に出た井上選手。「でも日本のファンの皆さん、期待はしていてください」と力強く語り、ファンの期待を一気に高める場面となりました。

4階級制覇と今後の展望

井上選手は、ライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級と4階級制覇を達成。現在、スーパーバンタム級の4団体統一王者として君臨しています。今回の勝利で、さらに記録を伸ばし、ボクシング史に名を刻む偉業を達成しました。

今後の展望としては、フェザー級への挑戦も視野に入っており、5階級制覇という新たな目標に向けて動き出す可能性も示唆されています。中谷潤人選手との対決が実現するか、それとも新たな階級への挑戦か。井上選手の今後の活躍から目が離せません。

井上尚弥選手プロフィール

井上尚弥選手は、1993年4月10日生まれ、神奈川県座間市出身の32歳。アマチュア時代には7冠を制覇し、プロ転向後も無敗を貫いています。圧倒的なKO力と高いボクシングIQを兼ね備え、世界中のボクシングファンを魅了し続けています。