今年の競馬界を締めくくる「有馬記念」。ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」の原作者である早見和真氏が、自身のブログにエッセイ「また満員の競馬場で」を寄稿し、シンエンペラーを本命馬として大胆に予想しました。

ドラマと現実が交錯する、特別な有馬記念

早見氏は、ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」が「有馬記念での勝利を目指す馬主たちの物語」であることから、今年の有馬記念には特別な思いを抱いていると語ります。

当初はメイショウタバルを本命視していたものの、最終的には矢作芳人調教師と坂井瑠星騎手のコンビで挑むシンエンペラーに注目。ドラマ内でこのコンビが有馬記念で惨敗したというエピソードを重ね合わせ、「勝負師である二人の腸が煮えくり返らなかったはずがない」と確信を深めています。

枠順と調教師の言葉が心を動かす

早見氏がシンエンペラーに決めた決め手は、1枠2番という好枠を獲得したことと、抽選会で矢作調教師が浮かべた企みに満ちた笑みでした。

矢作調教師は「うちの優秀なスタッフが必ず馬を完璧な状態に仕上げます」と力強く語り、早見氏の心を掴んだようです。

神頼みも許される、有馬記念への熱い想い

早見氏は、今年の世相を表す漢字が「熊」だったとしても、自身は「馬」だと胸を張ります。そして、「有馬記念だけは神頼みが許される」と、祈りを込めてレースを見守る決意を表明しました。

たった2分30秒のレースに、馬とホースマンたちの数年、数十年にわたる夢が凝縮される。早見氏は、その瞬間を「目に焼き付けたい」と熱い想いを語っています。

早見和真氏の予想

早見氏が推奨する馬券は以下の通りです。

• 単勝：2番（シンエンペラー）
• 3連複：2-1,4,9-1,3,4,5,6,9,12,13,16

果たして、早見氏の予想は的中するのか。有馬記念の行方に注目が集まります。