ロサンゼルス・レイカーズは、現在19勝10敗と好成績を維持していますが、負けた試合は全て10点差以上の大差。ディフェンスの課題が浮き彫りになっています。そんな中、元NBAオールスターのジョン・ウォール氏が、八村塁選手の起用方法について大胆な提言をしました。

レイカーズの現状：好成績の裏に隠された課題

レイカーズは今シーズン、ここまでウエスタン・カンファレンス4位と好調をキープしています。しかし、勝利している試合と負けている試合の差が大きく、特にディフェンスの弱さが目立ちます。被フィールドゴール成功率はリーグ27位、被3ポイント成功率はワーストの38.4％と、相手に簡単に得点を許してしまう状況です。平均失点もリーグ19位と、守備の改善が急務となっています。

ウォール氏の提言：八村塁をベンチへ、スマートを先発へ

現地時間12月25日放送の『NBAonPrime』に出演したジョン・ウォール氏は、レイカーズのテコ入れ策として、八村塁選手をベンチに回し、代わりにマーカス・スマート選手を先発に起用することを提案しました。

ウォール氏は「ルイ（八村塁）は素晴らしい選手だが、毎晩のように相手のエースをマークする役割ではない。それこそがマーカス・スマートやジャレッド・ヴァンダービルトの存在意義だ。彼らはハッスルし、すべてのポゼッションで全力でプレーする」とコメント。優秀なディフェンダーであるスマートやヴァンダービルトを先発に起用することで、ディフェンス力を強化する必要性を訴えました。

八村塁の貢献と今後の役割

ウォール氏は、八村塁選手がチームに貢献していることを認めつつも、役割の見直しを提案しています。八村選手は攻撃面での貢献は大きいものの、ディフェンス面での課題が指摘されており、ベンチから出場することで、より効果的な貢献ができるのではないかという考えです。

今後のレイカーズ：次戦はキングス戦

レイカーズは、12月28日のサクラメント・キングス戦で、この提言を受けてどのようなスターティングラインナップを組んでくるのか注目されます。ディフェンスの改善が求められる中、八村塁選手の起用方法が焦点となりそうです。

（参考：DUNKSHOOT）