「もっと早く引っ越せば良かった」…76歳の元大学教授が「ゴミ屋敷の住人」になった衝撃的な理由
「高齢者の一人暮らしはゴミ屋敷になりがち」…そんな言葉を聞いたことはありませんか?今回は、元大学教授の男性がゴミ屋敷と化してしまった背景と、高齢者の一人暮らしに潜むリスクについて深掘りします。この記事を読んで、あなた自身や大切な家族のために、できる対策を考えてみましょう。
高齢者の一人暮らしに潜むリスクとは?
司法書士の太田垣章子さんは、高齢者の一人暮らしには様々なリスクがあると言います。座っている時間が増え、家の中での行動範囲が狭くなることで、自力での断捨離が難しく、結果としてゴミ屋敷になりやすいのだとか。これは、単なる片付けの問題ではなく、孤独死や健康問題に繋がる可能性も秘めています。
2階に上がらなくなった男性のケース
ある76歳の元大学教授、譲さん(仮名)もその一人です。奥様を亡くし、一人暮らしを始めて15年以上。嫁いだ娘たちとの関係も疎遠になってしまいました。その原因は、昭和時代の価値観と家の散らかり具合にあったのです。
譲さんは、娘たちに対して「誰の金で生活しているんだ」というような上から目線の態度を取ってしまい、娘たちから敬遠されてしまいました。さらに、家が片付いていないことを娘たちに見られたくなく、自分から距離を置いてしまったのです。娘たちも子育てで忙しく、最近では年に数回、外食をする程度になっていました。
「昭和スタイル」が招いた家族の離別
譲さんの場合、広い一戸建てに住んでいましたが、膝の痛みのために1階で生活するようになり、2階にはほとんど上がらなくなりました。1階の水回りや寝室があれば生活に困らないため、他の部屋は放置状態に。昭和の価値観と片付けられない状況が重なり、娘たちとの関係が悪化、結果的に孤独な生活を送ることになってしまったのです。
このケースは、決して他人事ではありません。将来、自分自身や家族が同じような状況に陥る可能性も考慮し、早めの対策を講じることが重要です。断捨離や家族とのコミュニケーション、そして住環境の見直しなど、できることから始めてみましょう。
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